Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2014年04月27日(日) タダマス13へのご来場ありがとうございました!翌朝日記




モーガンがこの演奏をジャズさせていると熱弁していたらしい、わたし。

みなさま、昨夜は連休好天日曜日の夜にかかわらずタダマス13へのご来場ありがとうございました!


オリバーネルソンのLPから、タイションとモーガンがリズム隊のピアノトリオにBGMを替えて、原田さんと益子さんと室橋さんとアフターアワーズ。酔った若いベーシストが乱入してきてカフェに立てかけてあった大きなウッドベースに手をかける。トーマスモーガン、と彼は叫ぶから、トーマスモーガンはすごいと応じる。ぼくを指さして、トーマスモーガンを知ってるひとに出会った!と目を丸くしている。ここにいるみんな、トーマスモーガンがナンバーワンだと思ってますよお、と、返球すると、ウッドベースを持ち上げた彼がうめいてよろけて喫茶茶会記の高価なランプのガラス製のシェードをパンと割ってしまう。モーガン知らないジャズファンはもぐりだ、すいませんすいません、わあ高いのに、割れたガラス触ったらだめ!、なんでみんなモーガン知ってるの!・・・なんだか昭和の喧騒にタイムスリップしたような。

えええ?5曲目ダンワイスにモーガンを聴いていなかったのお?聴いていたのおれだけ?モーガンなかりせば!>あの演奏の核心はトリオであることはわかりましたよ。>そ、それは聴けてます、はい

YouTubeにあったあった、この演奏でっす
Dan Weiss - Fourteen (Part One)


う。PCで聴くと、モーガンのベースがほとんど聴こえなくてチガウ音楽に聴こえる・・・。


1曲目はブラッド・メルドーとマーク・ギリアーナの『メリアーナ』から。カーステで聴くのに最適だ、メルドーである快楽はある、上手いタイコが居たから任せた、そういう作品だと認識していた、デュオ作品とは聴いていない。人力で機械を模して超えた技術革新、は、技術革新に過ぎない。

と評価していなかったのだが、YouTubeを視聴して数回で改宗してしまっていたのだった。
Mehliana (Brad Mehldau & Mark Guiliana) - Hungry Ghost (Live)

Mehliana (Brad Mehldau & Mark Guiliana) - Just Call Me Nige (Live)


なるほどなあ、Chris Dave、Mark Guiliana、Jamire Williams、かっこええわ・・・ええかな・・・

朝になってPC画面に向かう、あれれ?醒めてる、それはそれでしょ、と。

うう、変節のタダだ。

今回はタイコばかりが耳に強く意識されるセレクトに思えた。後半をダークサイドというのはどうなのよ、おれ。


現代ジャズの耳のパースペクティブには右手と左手があって、両立できない。
個性を失う声の響き、楽器であることから離脱する響き。


朝にさだまさしの『風見鶏』を聴いていたというコメントは余計だったなー。

911、311でアヴァンギャルドがちからを失ったというのは確かにあるとは感じるのだけれど、タダマス・ダークサイド・セレクトへの適応はどうなのかな、「苛立ちを放出する→小さくても責任を持つ」というバイアスは生成している気はしている、ので、コメントできなかったのだわ。

メリアーナのジャケは辛いものを食べてしまった絵だよ、そこで笑いを取ってどおする。

服部正嗣さんのミュージシャンならではのコメントも面白かったなあ。どういう聴衆へ向けて音楽をパッケージしているのか、という視点。

おれはおれに向かってそれは鳴っているとしか意識してないものなあ・・・




Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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