Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2005年01月27日(木) 歌、のようなもの

かあちゃん、おれ、一生咲かせたい花が見つかったんだ、と告白をする、これまでワルさばかりしてゴメン、とか、歌う、歌、のようなもの。
はじめてきみとしゃべれたー!をコーラスにする、歌、のようなもの。
ナックのマイシャローナの楽曲作りをそのまま剽窃して、湯あみ!湯あみ!と歌う、歌、のようなもの。

毎日このようなJポップの有線を聴かされる身にもなってほしい。これらは、歌ではない。もちろん音楽でもない。騒音とも言えない。BGMともエレベータミュージックともムーザックとも無縁である。生理的に吐き気を起こす生物破壊兵器だ。わたしは東京ユニオンに加入して労災の認定を申請したいくらいだ。

耳が腐る、では済まない。著しく心身を蝕み、ついに、このテの音楽を享受しているキティちゃんサンダルをはいてプレーボーイのスエット上下を着てガングロにネイルにピアスをしている一群の“クソガキ”を発作的に集団屠殺してしまいそうである。“クソガキ”と言うに、クソに対して失礼だと思う。クソは立派なトマトを育てる。こいつら何も育てない。育てないどころが歩くだけで陳列されているトマトが腐る。

わたしは強権発動をし、有線のチャンネルを変えた。

井上陽水の「氷の世界」がかかる。
聴け!このズタタ、ズタタは、ジェームスブラウンなんだぞ。
西城秀樹の「傷だらけのローラ」がかかる。
聴け!この颯爽たるボンゴの入りは、マイルスデイビスの反響なんだぞ。

「あ、矢野絢子の歌にそっくりー」
だから、こっちが本家なんだって。


Niseko-Rossy Pi-Pikoe |編集CDR寒山拾得交換会musicircus

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