クサナギツヨシの不思議を探して〜ひろりん独り言〜
ツヨシ出演番組・映画・雑誌などなど…への、私的感想を書き綴っています。
ネタバレな部分も充分アリアリですので、ご注意下さいまし…。

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2004年11月06日(土)  スピルバーグが なんぼのもんじゃい!!

今回 「スマステ4」 には、クサナギさんは出没しませんでしたネ。 残念っ!!
今頃、どこで ど〜しているのやら?!
(いや…間違いなく働いてると思いますけどネ。)

スピルバーグ監督の映画で、主役の芸者役をチャン・ツィイーさんが演じるのも不思議やなぁ〜と思うのですが、そのライバル芸者役を、韓国のキム・ユンジンさんが断ったという話。
(まぁ 韓国人として日本人芸者を演じたくないという心情的なものも有ると思いますが…。)

私は 「そりゃ当然じゃないの?」 …と思うのに、戸田恵子さんは 「私なら断らない」 …と。
それは、自分が日本人だという立場に立って芸者を演じるとしたら…と考えた上での発言であって、これが逆に自分が韓国人の役を演じるというコトであったらどうでしょう?
余程 韓国事情に精通していなければ、韓国人役は演じきれないと思うのが 役者としては当然のことだと思うのデス…。

それに、スピルバーグのオファーは 断っちゃいけないの?
「スピルバーグがなんぼのもんじゃい!!」 と 私は思うのだけど…。
いや…スピルバーグは嫌いじゃないデスよ…むしろ好きな方です。
でも、日本人芸者の役を 中国人や韓国人にオファーするのは、意味が分からない。
相手がスピルバーグであろうが、世界の巨匠であろうが、おかしいと思った仕事は受けるべきではないと思います。
日本人は、何しろ相手の肩書きや知名度に弱過ぎ ます。
特に 欧米に対しては下手に出てアジアに対しては見下す悪いクセ が有ります。
ハリウッド映画が一番と 決まっている訳ではないですよっ!!
むしろ、今のハリウッド映画は行き詰っているとさえ私は思うのです…。

例えば、「ラストサムライ」のロケ地が日本ではなく、日本ではありえないような樹木の風景で日本映画を撮ってしまうハリウッド映画って 意味が分からない…。
例えば「キルビル」。
「間違った日本観を排除した映画」とタランティーノ監督は語っていたけれど、間違った日本観満載の映画でしたヨ。

ハリウッド映画にとって、日本は チョロくてうま味の有る市場 だと思います。
間違った日本観満載の映画でも、巨匠?と呼ばれる監督が撮ってさえいれば、それだけで日本人は大絶賛してくれる、興行収入が稼げるのですから…。
悔しいですが、それが日本の現実だから仕方がないですね。

= =

「月イチゴロー」
は、先週から持ち越した結果発表。
1位は「笑の大学」で、2位が「2046」でしたネ。
コレに関しては、私は「2046」を 未だ観ていないので 何とも言えませ〜ん。

* * 舞台 「夜叉が池」

観てきましたヨ〜ッ!! 「夜叉が池」

エンピツ日記を書いてらっしゃるツヨ友さんも何人か観に行かれていた様で…。
あの客席の どこかに いらっしゃったのかと思うと、不思議な気持ちデス。
あ…でも、昼と夜の2回上演だったから…もしかしたら 一緒ではなかったのかも知れないけれど。

えっと、何から言おうかしら?!
武田真治クンと田畑智子チャンのセリフは所々聞き取り辛かった。
主役がコレではキビシイぞ…と思ったけれど、田畑智子チャン演じるゆりサンが自害した時の武田真治クンの叫びは 中々胸に迫るものがアリ…ここが芝居の山場でした。
主役としては、やはり こ〜ゆ〜持ち味が必要なのかな…と思いました。

松田龍平クンは、これまでに 映画を2本 観たことがあります。
デビュー作「御法度」…コレは駄作だったなぁ〜。
あ…そういえば、この映画には 武田真治クンも沖田総司役で出ていたような…。
それから「青い春」。
これは中々面白い映画でした。
でも、どちらの作品も 松田龍平クンは余り光っていなかったような気がします。

今回、舞台で初めて彼を観ましたが、中々良かったデス。
あの発声法で セリフが凄く聞き取りやすかったのには 驚きました。
肺活量が有るのか? それとも滑舌が良いのでしょ〜か?
立ち姿にも 華が有りますし、タッパも有るし、顔立ちも綺麗だし…。
でも、喋り方とか、セリフの間とか、顔つきが、松田優作にソックリな感じがして、それは彼にとって どうなのかな?…とは思いましたが。

ワイルド路線だった松田優作さんが、ある時期 ものすごく変貌を遂げたことが有ります。
それは多分「野獣死すべし」辺りだったと思いますが、無表情で一本調子なセリフ回しを多用するようになったのです。
今回の松田龍平クンのセリフ回しは、まさしく それにソックリだった…。
松田優作ほどの父親を持つと、彼も恵まれる部分も多いでしょうが、逆に厳しい部分も多いと思います。
どうしても 見る側が、彼の後ろに松田優作の姿を見てしまいますから…。
それを払拭するのは難しいでしょう。
むしろ吹っ切って演じるか、開き直ってしまうしかないのかも知れませんネ。

あぁ… 私は 役者・松田優作が 大・大・大好きでした!!
松田龍平の後ろに松田優作を見ていた輩の代表格かも知れません。

ドラマでは 「太陽にほえろ!」や「探偵物語」、「俺たちの勲章」、「大都会」などが有名ですが、私は 特に 「俺たちの勲章」 が 大好きだったんですよねぇ〜。
優作さんも好きでしたが、刑事ドラマとしても 大好きでした。
当時、でっかいポスターを部屋に貼ってましたわ。

映画では 何と言っても 「人間の証明」 でしょ〜っ!!
映画館へ何度も足を運びました。
そう…あれも作品としても好きでしたねぇ〜。
私の中では余りに大きな存在であったため、先日まで放映されていたTVドラマ版「人間の証明」は 結局 観られませんでした。
それくらい 大きな存在でしたから…。

その後の「蘇える金狼」、「野獣死すべし」など以降…大方の作品は観ていると思います。
松田優作さんが亡くなったのは40歳…ホントに早過ぎる死でした。

あぁ…話が飛びまくりました。
「夜叉が池」に戻します。

松雪泰子さん、綺麗で メッチャ細くて メッチャ顔が小さかった〜っ!!
中々の大熱演でしたが、どの作品でも同じ演技のような気がしないでもなかったデス。

その他の出演者、きたろうサン、遠藤憲一さん、萩原聖人サン、丹波哲朗サン、椋平サン などなど…。
このあたりの役者さん達の骨太な演技が 芝居全体を締めるって感じでしたねぇ〜。
ホント、名バイプレイヤーの存在は大きいっ!!
私は何げに きたろうサンが好きです。
シティボーイズの舞台を観に行っても やはり安心して見ていられるんですよねぇ。

そして、三池崇史演出だったせいでしょうか?ラストシーンは何だか映画のようでした。
暗転になって音楽が流れると、エンディングロールが流れるんじゃないかと思ってしまいました。(爆)






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