立場 - 2010年04月30日(金) 置かれた立場によって考え方や感じ方がとても変わる。今までの自分がいかに家族に精神的負担をかける存在だったのかを改めて思っている。自分ひとりが悪かったのだと感じているわけではない。責任論は嫌いだ。ただ、わたしの身の振り方が家族の懸案事項になっていたのは事実だ。そしてその事実がわたしには大変に重苦しく、つらかった。干渉せず、放っておいてほしかった。しかし本当に放っておかれていたら、多分わたしは今でもあのままだったろう。正直しんどいが、半ば無理矢理、わたしは「普通」の生活を送る。本当にこれで正しいのかどうかはわからない。どうでもいい。周りから浮かないでいたい。自分も大事にしたい。とりあえずわたしは結婚相手を探すことにした。わたしは生きなければならないし、彼らとひとつ屋根の下で生活することにはそもそも無理があったのだとようやく納得した。生きるためには結婚しなければならない。昨日は結婚相談所に名前を登録した。必要な書類は今朝さっそく揃えて郵送した。明日はお見合い写真を撮りに行く。すべて自分の判断で行っている。少し前までの自分と比べると滑稽だ。 弟は参っている。かつてのわたしと同じように、周囲の干渉をはねつけ始めた。ああ、父の異常性を察知したのだ、とも思うがわからない。両親は、はねつけられてもなおも近付こうとする。わたしは何を感じるべきなのか。わからない。わたしは彼に信頼されていない。彼から見れば、わたしも両親と同じなのか。何かをすべきなのか、何もすべきでないのか、わからない。テレビを見ながらの他愛ない雑談。それだけが今のわたしにできることだ。多分。手紙の返事は来ない。あとはこうして、悩み続けること? -
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