スポーツに見る限界突破の可能性 - 2007年05月14日(月) シンクロの原田早穂が気になる。 コーチが「努力する才能を持っている」と評する性格。そもそもの原動力は「わたしは、周りの人ができることがまったくできない」という焦り、不安、そういったものだったようだった。そこから、まるで「取り付かれたように」努力を続けたこそ、今の彼女があるのだという。 ふだんの感情表現は平板で、淡々としてる。 高橋尚子の有名な逸話として、突如「マラソンがしたいです」と周囲の困惑をよそに念願のチームの練習に入れてもらえたはよいものの、基礎体力も技術も、他の選手と比べようもないほど、てんでだめ。たまりかねた指導者が「あなたはマラソンに向かないから、やめなさい」と何度説得しても、翌日になるとケロッとしてグラウンドにやってきていた、というのがある。 こうして「できない」ところから「誰にも負けない」ところまで、登り詰めることができる。 インタビューのときのぼんやりした印象と、演技に入るときの、あのまなざし。 その瞬間の選手たちは、わたしたち観客とは、どこか違う世界を見ているような気がする。 どんな世界を見ているんだろう。 -
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