Land of Riches


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 2025年03月07日(金)   北窓 [前編] 

2ヶ月連続の福岡、刀ステ×スターフライヤーコラボは前回消化済で今回は観劇に集中です。
忘れ物が多く、最初に訪れたのは博多駅近辺のDAISOとHANDS。荷物を軽くした過ぎて、
劇場で買うパンフレットを入れる袋を忘れたし、パスケースのリールも千切れそうでした。
代用袋はDAISOで300円のファンシーおけいこ袋。帰宅後は処分しても良かったのですが、
なぜか普段の買い物で使い続けています。畳めるわけでもないのに、思えば不思議ですね。

昼食は博多駅から少し歩いた住宅街にある葉隠うどんで丸天うどんをオーダー。
出張族の友人に教えてもらった人気店ですが、運良くあまり待たないで入れました。
柔らかめの博多らしいうどんで、平日なのもあって地元の人が多いように感じました。

キャナルシティ劇場に向かうにはまだ早く、甘い物を食べたかったのでweb検索。
博多座の向かいにある鈴懸本店に向かいました。1人なので、程なくカウンター席へ。
限定スイーツもありましたが、初回なのでベーシックな「すずのパフェ」をチョイス。
トッピングする自家製アイスは4種から2つ選べるので、和風の抹茶と黒ごまにしました。
そんなアイスや果物と、甘い煮豆・水羊羹・最中の皮の和洋折衷感が上品で良かったです。

道中では、スターフライヤーコラボを片付けておいたのは正解だと改めて思いました(苦笑)
センブロ2列目から見る八百屋舞台はかなりの急傾斜で、言ってはいけないのでしょうが、
ここで殺陣ではソハヤ役の飯山さんが稽古で負傷したのも頷けてしまうと言いますか……。

今まで刀ステは演出・脚本を全て末満さんが一人で担当してきましたが、分業制にしたいと
前々からXで呟いていて、今回演出は元吉さん、脚本はオムニバス形式で3名制となりました。
どうなるかと思いましたが、末満さんが総監修されていて違和感はありませんでした。
(末満さん演出に比べて板の上が明るいのは確か…末満さんの舞台は基本的に照明が暗い)

昭和20年というとうらぶメディアミックスで最も現代に近い年代設定。
(悲伝で幻のパートになった太平洋戦争よりも後)
実質ヒロインとして登場した鎌田魚妙は別の実在人物複数を仮託したと思われる架空の存在。
彼を守るために先遣隊として、山姥切長義と日光一文字が派遣されます。

これを書いているのは刀ミュで長義が修行への旅たちを決意する作品である「夜半」の後。
刀ミュでは何故か長義と長谷部がペアなのですが、刀ステでは黎明期から国広&長谷部が
良き好敵手で、十口伝でのコンビはその対称として長義&日光なのかもしれません。
刀ミュの長義は繊細柔和で受け身の印象ですが、刀ステの長義は良くも悪くも剛毅かも。
日光は長義に輪をかけて堅物…いや、パワーで切り開いていってしまうタイプに映ります。

オムニバス1本目は三池ペアと死刑執行人・山田朝右衛門の『死』の物語。
身内を殺された恨みを背負い続けると決めた山田に、大典太は刀剣男士の宿命を重ねます。
刀ミュほどの頻度はないですが、刀ステでも歴史を守るために人殺しする時もあるので。
慈伝の頃から実は凄いのだと噂の磯野さんの殺陣を見られたのは嬉しかったです。
三池コンビはまさかの極ステップアップもありました。陽伝の次は天下五剣集合かな…?

2本目は北谷菜切と笹貫の、センシティブにもなりそうな『時』の…歴史の物語。
琉球王国の長い歴史を俯瞰する、ある意味、舞台でないと実現できない構成でした。
笹貫は琉球に侵攻した薩摩藩の刀なので、板の上でも微妙な立ち位置をキープ。
この話では、刀剣男士は年単位で絶飲食しても平気なのかというタブーにも挑んでました。

3本目は七星剣と小烏丸と親鸞の『生』の物語。七星剣役の加藤さんは40代で男士デビュー。
今思うと、陽伝には40代男士が結構揃うので、予行演習だったのかもしれません。
(男士は年齢不詳なので、役者の年齢が上がってもどうにかなるのではないかと個人的には)
親鸞の夢に出る聖徳太子役を七星剣が担いましたが、刀ステではあまり見ない成り代わり…?

ラストバトルは先遣隊に襲いかかる大軍に対し、3つの物語に出陣した6振りが正規軍として
駆けつけて勝つものでした。自分の物語と向き合う覚悟を決めた長義は最後、修行に出ます。

公演を終えた長義=梅津さんの表情、やりきった姿が印象的でした。慈伝でカンパニーに
馴染むのに懸命だった小劇場俳優が、座長にまでたどり着いた『歴史』を実感しました。

2026.3.22 wrote


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