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 2024年02月11日(日)   出色 

刀ミュ新作『陸奥一蓮』の予習になると言われるシネマ歌舞伎『阿弖流為』を見てきました。
1週限定しかも朝8時台の上映で、連休中日なのに早起きを余儀なくされましたが…。

元は劇団☆新感線の作品で、オリジナルでも主演アテルイを演じた市川染五郎さんが
歌舞伎NEXTとして翻案した新作歌舞伎。他に宝塚でも上演されています。
大見得を切ったりと歌舞伎要素もあるんですが、とうらぶに比べるとかなり現代的。
劇場版用に映像が加工されているのもあり、予備知識なしで充分に物語を把握できました。
(ほとんど顔アップでしたし)

シネマ歌舞伎は通常料金2200円と通常の映画より更にお高い設定。
劇場へ向かう途中の電車でチケットを買ったのですが、あまり売れてない…と
思ったんですけど歌舞伎の主要顧客層はwebで買うような年代ではなかったです(苦笑)
4月には“とうかぶ”こと『月刀剣縁桐』が上演されるので、帰りにムビチケ買いました。
ムビチケ買って、やっと通常の映画と同じ値段(1900円)なんですが。

作中で蝦夷はアイヌ風の装束を着て、両刃剣を武器として使用していました。
(ヤマトの兵は直刀を使うので、これで区別がつくと作中でも言われてました)
蝦夷は文献を残していないので想像に委ねられる要素が大きいですが、
アテルイの最期はヤマト側の記録に残されているため、変えることができません。

今まで刀剣乱舞のメディアミックスで最もセンシティブだった場面は
悲伝の太平洋戦争描写と思っています。これさえ東アジア諸国への展開を優先し、
千秋楽ではカットされてしまいました。直刀/蕨手刀/湾刀と日本刀の関連も諸説あり、
陸奥一蓮は紛糾しそうなテーマに突っ込んでいくものだと改めて刀ミュの度胸を感じました。
まだライブ配信の日程すら決まってませんが、怖いもの見たさも兼ねて待とうと思います。

2024.2.12 wrote


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