Land of Riches


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 2022年12月04日(日)   広角あるいは望遠 

長きにわたって続いた刀ステ劇場版プロジェクト、その締め括りである維伝には
なかなか行く機会が作れなかったのですが、最終週の日曜ようやく制覇できました。
人気作にもかかわらず、すずめの戸締まり等の他作品にスクリーンを占領され、
昼間のいい時間帯だと発売直後に席が埋まってしまう状態で2週目も諦めたのです。
私が行ったTOHO池袋も満席でした。何気に池袋のTOHOは初めて行きました。

映画刀剣乱舞・黎明の特報がスクリーンで流れ始めている、という情報を
twitterでキャッチして身構えていたのですが、今回は流れませんでした。
フライヤーもどこかで早めに確保しないと…と思いつつ、未遂です。

維伝は上演当時においては刀ステシリーズで初めて推し男士不在の作品でした。
しかし、世間では初見に見せるならジョ伝と並んで名前が挙がる単品でも面白い演目です。
劇場版は顔アップが多くなり、登場人物の心情は分かりやすくなるため、
維伝でも歴史上の人物、特に岡田達也さん演じる坂本龍馬の優しさが文久土佐という
放棄された世界を生み出してしまった過酷な事実を明示してくれました。

とはいえ、維伝の魅力は人力でセットを激しく動かす躍動感だと個人的には思っていて
(殺陣の手数も歴代で一番多いとか)それはスクリーンでは伝わりにくい部分。
リアルタイムで生観劇できて良かった、という負の感想も抱きました。

劇場版プロジェクト、もちろん通して楽しめましたけど、表情メインになって、
つまり映画館で見られてより良かったと強く感じられたのは意外にも(?)悲伝でした。
ジョ伝は1日おきに見るという狂気を催してましたが、劇場版こそ薦めたい、と
感じた作品は悲伝だけだったように思います。我ながら意外です。

2022.12.26 wrote


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