Land of Riches


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 2019年06月08日(土)   運搬 

祢々切丸がとうらぶに実装されたので、真面目に観光したことがない日光に
(行ったことはあるんだ…学生時代18きっぷの使い切りのためだけに…)
行ってみたいと思い、栃木SC vs ジェフに合わせて遠征を挙行しました。

祢々切丸が常設されているのは日光二荒山神社の中宮祠。
男体山をご神体とする二荒山神社は山頂の奥宮、東照宮隣の本社、
その中間点となる中禅寺湖畔の中宮祠と3か所に分かれているのです。
いろは坂(前述の使い切りでは駅近くの東照宮辺りしか行ってない)を登った先で、
どうやって回ろうか色々思案した末に、定期観光バスが経由するのを発見しました。

中禅寺金谷ホテルでのランチが付いてくるとは言え、7500円と結構なお値段する
コースでしたが…思い切って申し込んでみました。結論から先に言うと、
あまりいいチョイスとは言えませんでした。東武日光駅10時発の割には詰め込み過ぎで。
(そのバスに乗るべく北千住7時42分発の特急に乗車したので早すぎるわけではない)

神橋(これも二荒山神社の管轄。日光の社寺は敷地がやたら広範囲)をさくっと渡り、
第二いろは坂をガイドさんの軽快なトークと酔い止め薬で問題なくクリアした先に
待っていたのが霧に包まれた中宮祠でした。日光は1年の半分は悪天候らしいです。
定期観光はここで八乙女神楽を見学するのですが、参加者に90歳の方もいて
全体として移動に時間がかかる仕様(最後までこれには悩まされました)ゆえ
ただでさえ20分しかない滞在時間、自由になった時点で10分切ってました。

一人で走って宝物館(50円引きの企画フライヤー自宅で処分してしまった…)に行き、
慌ただしく出土した石器、動物のはく製、薙刀、そして大太刀数振りを観賞。
正味5分ぐらいですかね。太郎太刀もかなり大きいですが、
祢々切丸は置かれているハバキがもはやハバキに見えないビッグサイズ。
一緒に置かれている大太刀が相対的に小さく見えてしまいます。
手入れも大変なんじゃないですかね…。そして、こんなところにまで
福岡市博の侍展フライヤーがあって驚いたのですが、後でホテルで広げたら
理由が分かりました。長船倫光、侍展で展示されるんですね。
南北朝時代の大太刀なので、長谷部も昔もこのくらいだったのかなと思ったり。

過密スケジュールなのに、湖畔でも駅そばでも輪王寺は檀家がいないせいか
セールストークをがっつりやるお寺らしく、他が駆け足になるのが惜しまれます。
立木観音では霧が晴れて湖と男体山が見え、中禅寺金谷ホテルでのランチタイムには
日も差していたのに、華厳の滝は再び霧に包まれてるという移り変わりの激しさでした。
それでも滝は見えたので、御の字ですかね。少し遅かったら何も見えずじまいでしたよ。

二社一寺も輪王寺がセールストークみっちりだったのに対し、
東照宮は軽め(それでも石鳥居は長政さまの奉納だと紹介合ったので満足)、
二荒山神社に至っては賽銭投げる余裕すら与えてもらえませんでした。
2時間弱で回るというスケジューリングがそもそもおかしいのですが。

東照宮の拝殿は1畳下がることに10万石差がつく(私が座ったのは80万石付近ですが、
52万石の黒田家当主はこんな前には座れなかったわけですね…)と説明があったり、
石の間は御三家しか入れないと聞いたり、つくづくとうらぶに出てくる刀は
本来であれば私なんぞが主人づらできない名家の名刀ばかりだと改めて感じました。

駅まで戻ってくると疲れ果ててしまい、コンビニでゆずクラフトビールと
つまみを買い込み、ホテルの部屋で飲食したら19時台なのに眠気に屈しました。
そこから翌朝5時頃まで2度ほど目を覚ましつつもひたすら寝てました。
どれだけ普段疲労を貯め込み、かつうまく解消できてないか、ということですね。

2019.6.9 wrote


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