Land of Riches


IndexBeforeAfter

 2019年01月23日(水)   総合エンターテイメント 

1回だけ当選したFGO7章バビロニア舞台を見てきました。
3時間20分(当日アナウンスより。HPは15分だったから延びてる)という
久々の3時間越え長丁場(ゆえに18時開始)なので、気合入れていきました。

7章は前半は明るく、後半は絶望的で、その対比の鮮やかさゆえに後半の
深刻さが際立つという構成。舞台でもきちんと踏襲されていました。
6章でも呪腕を布で構成したりと目を見張る演出でしたが、さらにパワーアップ。
これは6章超えた、と感じたのは、ギルギルギルギル強すギルなんて
ダジャレソングでかっこよく踊る丘山さんとアンサンブルを見た時でした。

ギルは期待値が高いので、ブロードウェイ帰りの帰国子女には
荷が重いのではと勝手に思ってましたが、腕組んで一言言い放った瞬間、
ギルがいる!と興奮しました。声色も似てたし、姿勢もそれしかない、というような。

メインキャストは役者さんより音楽活動メインの人が散見されたりするのですが、
今回は赤井英和さんの娘でガチのプロレスラーをケツァルコアトル役に起用。
即席リングが登場し、アンサンブル相手にルチャの大技かけまくる場面は
一番盛り上がったように感じました。周りにはジャガー(着ぐるみかぶった
女性アンサンブル)もいるし! 総合エンターテイメントと評した人がいたのも頷けます。
6章が100点満点中100点なら、7章は1万点ぐらいの突き抜け方でした。

中でも唸ったのはアンサンブルの表現力。時には市民、時には雑魚魔獣、
そして大きな頭が出てきて後ろに連なる形で表現された中ボス魔獣!
ゴルゴーンの蠢く蛇たちまで布で表現していて、感心しっぱなしでした。
皆さん宴の盛り上がり演技も、ダンスも、歌も、凄いハイレベルなんですよ。
これで、少なくとも女性アンサンブルで6章からの続投者わずか1名だなんて
信じられません。完璧に発展したウルクの生活を演じきっていました。
(素晴らしきウルクを藤丸に見せる、というのが賢王の意図なので超重要)

藤丸と言えば、今回男性マスターを演じた役者さん、グランドガーチャーから
英才教育を受けているだけあってか、6章と違って、ひたむきすぎるけど
人が良く、誰からも愛され、けれどマシュとの間は特別…という、
ゲームに出てくる藤丸立香そのものでビックリしました。はまり役!
他のFateシリーズとは違う、藤丸らしさを終始感じられました。

後半は奈須さんがシンゴジラの影響でラスボスをとにかく巨大化させたのが祟り、
プロジェクションマッピング頼りになってしまい(それに対して攻撃モーションを
するのが精一杯の表現)前半よりやや物足りなさはありましたが、
カッコいいお兄さん(約1名男装の麗人)が戦うダンスミュージカルだった
6章とは異なり、なかなかきわどい衣装の女性サーヴァントも含まれる
神と人との物語を想像以上のクオリティで描き切っていて、大満足でした。

これは連日スタンディングオベーションも納得です。私も立ちました。

2019.1.26 wrote


やぶ |MailWeblog