Land of Riches


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 2018年11月10日(土)   What is your destination? [後編]  

五条に今秋できたばかりのホテルは、綺麗でしたが騒音は割ときつめでした。
最近は自宅でも遠征先でも耳栓しているので、問題なく眠れましたが。

のんびり出発したので、平安神宮の2.5Dカフェに直行する羽目になりました。
長谷部の写し…はともかく、悲伝の織田“双極”の衣装が展示されるとあっては
どうしても見たくてたまらず、ずーっとtwitterで譲渡を検索してました。
ご縁あってチケットは譲って頂け、助かりました。コースターの引きが悪すぎて、
全くお役には立てませんでしたが…というか求の刃選が偏り過ぎで…。
(山姥切、W三日月、加州が四天王。前回、山姥切を一発で出したので交換して個人的には完了)

京都まで来て美味しくない弁当(今回は幕の内)を食べ、淡々とドリンクを
平らげましたが、やはり視線の先に極衣装があるだけでテンションは上がります。
二人が板の上で着ていた本物ですからね! 惜しむらくは会場の蔵が狭すぎて、
どうしても正面から撮る時に距離が至近過ぎてしまうところ。
写しは残念ながら表面だけをなぞった写し(模造刀レベル?)でした。
本物が持つ深遠さの0.1%すら表現できてないというか。本物強いですね!

地下鉄から阪急に乗り換えて、西京極のバックスタンドへ。
京都に泊まりで遠征する日程を組んだのは、ジェフを見るためなのです。
スタジアムグルメを楽しむ余裕(主に胃袋的な意味で+時間的な意味も含め)はなく、
西日をMDPで遮りながらの観戦となりました。日が沈んでからは一気に冷え込み、
このギャップで帰宅後、風邪をひいてしまったのですが…。

サンガと違って、降格はないジェフですが、だからこそモチベーション的には難しく。
船山さんの得点王が話題になりますが、トップのオナイウとは6点も離れていて
非現実的なタイトル。それでも、サンガの染谷さん率いるディフェンスは
残念ながらザルで、ジェフはチャンスをらしくもなく幾度も作りました。
先制点は低い打点のヘッドで、それが船山さんだとアナウンスで気づく始末。

追加点も重ねて、終わってみればジェフの完勝でした。
ここに来て完勝することに何の意味があるのか…とも言いたくなりますが、
プロであるからには勝利を求めるのは当然で、やるべきことはやったと言えます。

烏丸(四条)で降りたのに、河原町(三条)まで歩いていました。
アーケードがちゃんとあって、人通りも多いから、苦になりません。
とうらぶ歩数計は必要ない(スマホにプリインストールしてあっても使ってない)と
考えているのですが、歩くことを積極的に意識したら生活変わるでしょうか?

高島屋の池坊(二条城のFLOWERS BY NAKEDや北野天満宮のKNFにも
参加してて、生け花も次世代伝承に懸命なんだなと感じます)展示に
行こうかと思ったのですが、まさかのこの日は生け替えで早期終了。
なまものだから仕方ないんですけど、ご縁の無さを感じました。

やはり…ということで迷っていたのですが、京阪に乗って七条へ。
かたな展30万人のために、当日券買ってキョーハク入りました。
土曜の夜間開館とあって、長谷部すら過去3回で最も長い待機列でした。
並んでいたら帰りが遅くなってしまう、と後列から鑑賞して退館。
この1500円は実質寄付金ですね。今回は自分用のグッズ買わなかったので、
昨日、明治館の文化財保全募金箱に1000円札突っ込んでますが。

バス停の列にも辟易して歩いて京都駅に戻り、新幹線コンコースで
土産を買ってから帰ろうと、コインロッカーから取り出した重い荷物を手に
歩き始めると、パリッとしたスーツを着た外国籍の人がウロウロしてるじゃないですか。
胸元にはラスタのピンバッジ。まさか…と思ったのですが、見回してみると
町田さんが歩いていたりと、ジェフ一行と同じタイミングになったのは一目瞭然。

となれば、金髪の船山さんもいるわけで、丸眼鏡に皴だらけのボストンバッグを
手にした私は、サンドイッチを手にレジ列に並んでいた彼に見つかってしまったのでした。
「久しぶりですね」と穏やかに言う顔は昔のままで、ジェフが今年も
昇格争いに絡めなくて険しい表情をしている報道ばかり見ているから、
不思議な気分になりました。いや、それ以上に会いたくなかった後悔が強かったですけど。
ゴールのお祝いを言えたので、点を取ってくれてありがとう、という心地でした。

これでホームに上がらざるを得ず、結果として持って帰れた土産は茶の菓5枚だけ。
最後の最後に待ち受けていたアクシデントで記憶のほとんどを持っていかれた、
とんだ締めくくりとなった京都遠征だったのでした。2年近く会ってなかったのに。
認知が切れてなかったのが嬉しくなかったと言えば、嘘になってしまうんですけれども。

2018.11.18 wrote


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