Land of Riches


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 2017年12月06日(水)   エキセントリック 

twitterでアニメ関係者を中心に評判の良かったKUBOという映画を見に行きました。
女子に生まれただけで水曜日に1100円で映画見られるシステムって、
考えてみたら凄いですよね…ジェンダー云々言われるこのご時世でもなくならないですし。

11/18公開で、もともと上映館少ないんですが、調べたら12/7で都内はほぼ終映。
そりゃ今日行くしかないだろ、と職場を飛び出す格好で新宿に向かいました。
とは言え、開始が19:50なので少し時間があったので、3回目の入店となる
コウペンちゃんカフェで初めて当日枠としてカフェへ実際に入店しました。
今まで躊躇してたのは高かったからです…ドリンクが温冷のココアしかなく、
(温かい方を頼んだけど、実態はドリンクというよりマシュマロのココア漬け)
他の客も含めまさかのお冷やお替り連発になるとは思いませんでした!

お高いだけあって、サラダはいい野菜使ってあったし、正直一皿だけで
おなかいっぱいになっちゃったんですけど…海老グラタンは口に合わず、
お腹まで痛くなってしまって残念でした。見た目は超かわいいんですけどね!

肝心の映画(私にしては珍しく400円も払ってLサイズドリンクを購入、
これを上映中に飲み干したあたりでカフェでのダメージが察せられる)は
パペット(かなり大きいものを含む)を動かしストップモーションアニメにするという
ニコ動の手描きアニメばりの狂気でした。木版画を動かしたような感じにしたかったとか。

しかも、盆踊りなど数か所で日本人のアドバイスをもらってはいたようですが、
基本的に日本好きのアメリカ人が愛だけで作ったという和風ファンタジーですよ。
これが日本でそれなりにヒット(バルト9のかなり大きなシアターだったけど、
ほぼ埋まってた)するんだから、愛情の深さが感じられます。
墓地の入口に鳥居とか、三種の武具がちょっとチャイニーズとか、
ツッコミどころもなくはないのですが、そもそも一神教の人たちに
日本人の宗教観は適当過ぎて理解できないんじゃないかと思ったり…。

物語は父(武士。普通の人間)を亡くし、序盤で母(天上人? 特殊能力持ち。
主人公も引き継いで折り紙の作品を操れる)も亡くした主人公が、
その敵である祖父(人間界を穢れと考えている)を倒しに旅をするという
ストーリーですが、旅の仲間として加入するクワガタとサルが実は…という展開。
ベタと言えばベタですが、主人公の能力が凄すぎて絵面的にも強力でした。
(落ち葉をかき集めて船を作ってしまったりする)

人を揺さぶるのはやはりパッションなのかもしれません。理屈ではなく。

2017.12.9 wrote


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