Land of Riches


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 2017年12月03日(日)   憤りが人を動かす 

二日連続の映画館、今日は川崎までサンファン劇場版舞台挨拶のライビュに行ってきました。
昨日、フロンターレが逆転優勝を決めたので貼り紙があちこちに。
映画館は駅直結のラゾーナの5Fにあるんですが、デパ地下級の菓子売り場、
レベル高めのフードコート(まさかのやまや食堂があったので、明太子を食しました)、
欲しいものがほぼ揃うラインナップのショッピングモールが揃ってて、
柏と違って流石政令指定都市、住み易そうで羨ましいと心底思いました。

大きな画面ながら一番端の席(お一人様だとよくある)だったので、
画面見るの大変だったんですが、サンファンは相変わらず迫力が凄くて。
ストーリーは事前に虚淵さんが予告していた通り、後味が悪すぎるがゆえに
殤不患編を急遽書き下ろしたという、BAD END一直線の虚淵風味が全開のものでした。

1期で殺無生が凜雪鴉に強烈な殺意を抱いていた原因となった出来事が描かれたのですが、
Pili布袋劇の長年の主役(日本で言うとドラゴンボールの孫悟空に当たるそうな)が
完全無欠の正義の味方イケメンなので、対照的な位置付けとして設定されたのが
一応サンファンW主人公の一人である凜雪鴉です。1期終盤で彼が凄腕の盗賊、
それも狙うのが他人の誇りの拠り所(それを奪われた失意の表情を見るのが
楽しくて仕方ない)だと明かされた、鳥海さん曰くダークヒーローですらない最悪の人物です。

祝福されぬ生まれゆえに絶望から剣の鬼となった殺無生に、更生への期待を抱かせ、
最終的にはそれを木端微塵にする周到な用意をする(凜雪鴉は金には困ってない。
盗めばいいので)という胸糞悪いも極まったかのような物語でした。
戦闘シーンは相変わらず凄いし、人形なのに流血・切断なんでもありですよ。
何故あれで主役になれるのか…鳥海さん不思議ながらも演じるのは楽しいようです。
檜山さんもギャグ要素ゼロのイケメン剣士(ただしこっちも十分悪人)を
演じるのは燃えたようですし、トークも盛り上がりました。

口直しの殤不患編は、またまた性格最低の盗賊が世間に語り散らす逸話を聞いて、
なりきることで生活費を稼ごうとした元・玄鬼衆(CV鶴岡さん)の
滑稽な語りによる歪んだ本編再現(1期退場キャラ人形が再利用できるのがポイント)でした。
こちらはライビュ会場でも笑いが何度も起きてました。偽者役を鶴岡さんが演じたのが
諏訪部さんは嬉しかったみたいで、ずっとそばにいる役もやっていて、みたいな
話をされていたのです。跡部と樺地!と勝手に思ってました。

最後にちらっと出てきた2期追加キャラは、CVが小西さん、速水さん(敵ボス?)、
樽助さん(鬼畜眼鏡?)とまたしても豪華。人形に声を当てるのは
とても技量が求められるので、経験豊富な声優さんしか呼ばれないんですよね。
本当に楽しみです。11月中に終わるはずだった脚本書き、虚淵さん終われなくて、
この日の楽屋で脱稿したという衝撃の事実も明らかにされました(苦笑)

帰りに秋葉原のはなまるうどんで帰ってきた長谷部コラボうどんを食べました。
職場そばのはなまるで自主的に食べたきつねうどんよりお揚げが美味しかったような。
そして、はなまるに長谷部の痛バッグを持ってきた方(中国人?)を初めて見ました。


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