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Land of Riches
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親父が週に一度メールを寄越すのです。生存確認。 今まで残念ながら一度だって読んでて気分が上向いたことはありません。 だから、心に余裕がある時以外は目を通さないようにしています。 日曜に届いたのに、次の週末まで未読放置とか普通です。
今日も、トーハク行ってちょっとテンション上がったから読んだんですよ。 火曜に来たやつ。でも……いつになくどん底まで叩き落されました。 内容は、一族が大集合するイベントがあって、私の従姉妹世代が話題の中心だったけど、 我が家は私も弟も関東在住だし、聞き役にしかなれなかった…という愚痴。
親が私に向けた投資を無駄にした罪悪感はあるんですけど、 でも、私は親のために生きてるわけじゃないんだけどなあ、と思ったり。
弟が生まれる前…物心つく前は別として、小学校に通い始めた頃からは放置され、 テストで満点取っても、通知表で5段階の5を並べても褒められない子どもでした。 中学時代には学校でいじめられ、高校では人生最初の鬱にも陥りましたが、 手を差し伸べてくれるのは親ではなく同級生でした。
結局、認められなかった飢餓感をいまだに引きずっていて、 人は最終的には裏切るものだと思っているから何かを任せられないし、 自分を愛するすべを知らないから誰かを愛することなんかできないのです。
それが自分の人生だと、分かっているのに、悟っているのに、諦めているのに、 泣きたくなるほど辛いんだと、改めて噛みしめました。
いや、親の悪口言っても仕方ないのは今まで受けてきた数々の療法で、 頭では分かってるんです。だけど、自分で自分を愛するなんて欺瞞みたいに思えて。
ただ、誰かに認められたかった…私の書いた文じゃなくて、私自身を求めて欲しかったのです。
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