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Land of Riches
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毎日どれだけ寝ても疲れが取れないのですが、今日みたいに何度か寝直しても そのたびに嫌な夢を見る(体を売るとか!)のは、それはそれで疲れます。
昨日はジャンプSQの発売日で…夜、twitterでちょっとした騒ぎになっていた新テニを、 今日ようやく読みました。展開を検索で事前に把握してから見たんですが、 それでも跡部好きとしては胸にくるものがありました。今月号はセンターカラーで、 扉絵は学内の礼拝堂で部員を脇に従える凄く男前な跡部様、添えられたコピーも 王(キング)による征服(レコンキスタ)と壮大だったのですが、 それすらも前振りにしてしまう…試合内容が全く描かれない惨敗でした。
気がついたら跡部がコートに膝をついていて、いつまで膝をついている、と よりによって手塚に言われてしまうという。跡部は中学生代表の主将(一応)なんですが、 チームを飛び出していってしまい、臆した中学生の中から幸村が名乗りを挙げてENDでした。
旧作の名勝負として名高い(そして作者自身も渾身で描いた)跡部vs手塚。 二人は以降、ライバル意識を持って(特に跡部が)ずーっとテニスをしてきて、 “万全な状態の手塚と成長した跡部が対決したら”とファンの多くが夢を見てきました。 それを実現させた上で、一瞬で粉砕させられるあたり、許斐先生は流石なのです。
5000部限定フォトブックが発売当日の午前で姿を消すだけの神なのです…。
テニプリの本来の主人公であるリョーマが日本代表を離脱して敵役のポジションに移った今、 (リョーマのキャラメイクが悪役を反転させたものなのは有名な話ですけど) 挫折させられ…何らかのパワーアップを施されて戻ってくるだろう跡部は 事実上、主役の立ち位置にいます。新テニ開始当初から、跡部の欠点は 他の選手と比べ天賦の才に欠けている事実ではなく、メンタル面だと 作者は何度もちらつかせていますが、今回もその辺りじゃないかな…と。 進化が加速している、という過去の発言を自ら嘲笑していますから。
跡部が思い描いていた幻想の成長曲線が結実した結果が仁王とのダブルスで、 今更ながら、あれは手塚ではなくイリュージョンした仁王だったと突きつけられているのです。
新テニの代表選出は、居住さえしていれば権利があるみたいなので、 跡部のイングランド代表、あると思います。先生、ジャンフェスで乗り気だったし…。
いずれにせよ、今年の生誕祭に用意していることを考えると憂鬱ではあります(苦笑)
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