Land of Riches


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 2004年12月17日(金)   喜びも哀しみも 

ドイツ戦終了後、朝の5時半までふて寝してました。まだ怒りは収まりませんが、
そういう風にしか…永田さんの出場があるかないかという観点でしか代表戦を
リアルタイムには見られなかった(と言っても前半15分からぐらい)自分にも
ちょっと自己嫌悪してたり。私もそこまで落ちぶれたか、って感じもします。

でも、今回は召集が突然だった分、理性で宥めることはできなかったのですよ…。
玉田さんのドリブルですら、ネット上で「という文字」を見るまで…いや、見ても
何のことやら思い当たらなかったですもの。つまり、試合をほとんど見ていない…。

……嫌だなあ、サッカー好きとして、こんな自分は。

差し替えになったレイソルタイムを見ていたら、入れ替え戦の第1戦、宇野沢ゴールで
玉田さんがゴール裏へ飛び込んだ宇野沢さんへ抱きついていたのは知ってたんですが、
CTCの中継ではフレームアウトしていた“その左側でドサクサに紛れてゴール裏へ
飛び込んでいた茶髪の選手”が背番号20だったことが判明。本当ドサクサ紛れだな(笑)

あと、宇野沢さんは本当に黒い服が好きですよね(^^;

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しまった、コタツの電源を入れたまま出かけてしまった…(鬱)

アントの公式メルマガで、ポイントシステムの当選確認が始まったとあったので、
早速ナビダイアルかけてみたら、システムメンテナンス中につき、おかけ直し下さいと
言われてプッツン。今日はろくなことないなあ、とぼやくこと頻りの今です。

人生で何回面接受けたか分からないですけど、居酒屋のカウンターは初めてでした。
職種はホールスタッフではなく、SE系―雑誌広告には、PCの基礎が分かれば
未経験でも可、といかにも簡単そうに謳っておきながら、仕事をゲットするために
会わなければならない人、つまり現場の上司と対面する前の2人目の関門(not日本人)が
騒々しい居酒屋のカウンターで繰り出してきたのは、いかに仕事がハードで、
人としても成熟した要素を求められるか(中途採用だから)という話でした。

…そんな回りくどい話しなくても、私が最初に会った人が「IP電話関連の
プロジェクトで監視業務等を行う技術者を募集してます」って言えば済んだんです。
そりゃ残業多いって。むしろ交代勤務でないだけマシって言われそうですわ。
今日会った人は私の前の会社(エンジニアを派遣する会社)を知っていて、
私はそこでの業務から、IP電話関連の仕事をやると、どういうタイムテーブルが
上がってくるかも知ってます。電話は止まらないから、夜も誰かが働かないと
いけないんですよ(そういえば柏系blogでそんな話をしてた人がいたなあ)

仕事中に携帯を見たり、その他諸々のマナー違反はダメ―途切れ途切れにしか
聞こえない話はいたってまとも、だけど、面接に居酒屋のカウンターを選んで
平気な人と顔をつき合わせて仕事をするなんて寒気がします。月曜には、
断りの電話を入れないと…と思いました。まあ月曜はバイトなんですが多分(苦笑)

話の内容はいたって真面目で、仕事を通しての自己実現やら、昇進して人を
統べることの必要性(私は肩書きやら、それに伴う給与UPにはあまり興味がない人間)やら
熱く語ってくれたんですが、私は仕事で自分を表現したり、やりたいことをやるのは
今までの紆余曲折…というか挫折で諦めました。書くことはやっぱり大好きで、
書いて、そしてそれを読んでくれる人がいなきゃ生きていけないと思うけど、
幸いにもインターネットはド素人でも、それを可能にしてくれる素敵なツールだから。

私がネット上で書き散らしてる駄文なんか、誰が読むんじゃ、って思うんですが、
blogのユニークアクセスは(その日入れたエントリの数にもよるけど)300±50あるし、
それが一般的に多いのか少ないのかは分からないけど、私にとっては十分な数だから。
「いつも読んでます」って社交辞令でも、十二分に嬉しい、それが私だったりして。

怒りと呆れと傷心がぐちゃ混ぜになった私は、夜のレイソルロードを突き進んでました。
明かりのついた日立台へたどり着いたのは、20:20頃。芝が茶色い野球場では
ジュニアユース(わこ!―と呼ばれていた選手がいたのと身長から判断(殴))が、
人工芝ではユース、その隣の小さなコートではジュニアの選手がボールを追ってました。

ユースは既にダウンに入ってて、私が見た時間の大半は、佐々木監督の
ジェスチャー入り熱弁を座って聞いている選手の背中でした(微苦笑)
選手たちが立ち上がって引き揚げてきたら、こっそり隠れたりもしてたんですが
(だってそんなところにいるのはジュニアの両親か選手の彼女ぐらいなもの…)
思いっきり見つかって見られてました。あはっ。それはさておき―揃いの
ジャージを着てると、誰が誰だか闇にまぎれて判別不能だったりするんですが、
遠藤くんは…U-10からの生え抜きである彼は、ずーっとここに通い続けてて、
でも、遠藤くんがこのグラウンドに立てる日数は本当に限られている、と思うと
胸がキュンとなりました。でも、レイソルにしろアントラーズにしろヒガシにしろ
市船にしろ、人は誰もが卒業の時期を迎えたら離れなければならない場所があって、
私は…普通の人は大学を卒業すると終えるモラトリアムをいつまで続ける気なんだ、と
思っちゃいました。やりたいことが分からない、平然と言える…だって事実だから。

でも、私は“ここ”へ来たいから―ここへ来るのに休みを取り、きっぷを手配し、
まとまったお金を作らなきゃいけない生活が面倒で柏に住み始めたんだから、
そのためにお金が必要で働かなくちゃいけない、それ以外に働く理由なんてない、
だけど、私にとってそれは唯一無二の立派な行動原理であって、私は当面、
目先のことしか考えない生活をやっていくしかない、と分かっている…はずなのです。

ナガタミツルガスキダカラ―という理由で引っ越した以上、もし、彼が移籍するなら
私も引っ越しを考えなくちゃいけない、でも、現段階では「検討する」という
レベルにまで、私はこの街=柏に対する愛着が湧きつつある、それは下部組織も含めて。

私は、人生において大事なことの8割以上を、サッカーと、サッカーを通して
出会った人に教えられたと思ってます。サッカーなしじゃ生きていけないんです。

他に存在理由の見つけ方を知らないから―もし、この世に、誰も、私の存在を
気にとめてくれる人がいなくなったのなら、取る道はたった一つしかありません。

それは、嫌、だから、ね(にっこり)


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