Land of Riches


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 2004年05月19日(水)   みのりの時 

今夜、来客があるので、久々に本格的な(普通の人にとっては毎日の、程度)
掃除をしました。疲れました。もうLRタイプするエネルギーなんかないんですけど本当。

でも、これで心置きなく逝ける…とまでは実際いってないにしろ、そういうことを
考えてしまう、脳裏へ過ぎってしまう自分が嫌です。なんて私は私が嫌いなんだか。

こんな記事が載っても?

鹿島・羽田8月にも復帰
>両足首の負傷で2001年8月以来、戦線離脱しているDF羽田憲司(22)が6月に
>全体練習に合流し、8月にも実戦復帰する見通しであることが18日、明らかになった。
>別メニューながらボールを使って午前、午後の2部練習をこなした羽田は
>「早くチームに恩返しがしたい」と話した。

嬉しくもない、涙も出ない…もうそんな段階は大昔に通り過ぎてしまいました。
だから、フロンターレとの練習試合でロングパスを蹴っている姿を見た時も、
言葉にできない、原始的な、とでも呼べばいいのか、何らかの感情が胸の奥底、
地底湖に満ちてくるような感覚しかありませんでした。そして、今も。

乾いたものが、失われたものが、ゆっくりと満たされていく、ゆっくりと。
それは、ほんのはずみで簡単にまた干からびてしまう、私はそれを知っている…。

乾いた器を、私は今、別のもので埋めています。4バックで、ラインはあんなに
高く取るものだろうかと、ストッパー+スイーパーじゃないのかと思いながら
見始めたそれは、紆余曲折(薩川さんとやってた時はむしろストッパーだったし)を経て
違うものだと認識されました。そして、他たくさんのセンターバック。中でも、
かけがえのない、記憶、もとい、イメージを引きずる者としての、聡太さん。

聡太さんはあの頃も強い人だったけど、今は本当に強い人。
「たくさんのサポーターがきてくれたからぜひ勝ちたかった。
あれだけ来てくれると選手も力強い。
試合後の拍手がまた重かった。悔しさがまた込み上げてきた」

泣きそうになりました。試合の時よりも、昨日LRを書いた時よりも。

このコラムは、他にも選手たちの痛いぐらいの勝利への希求が刻まれていて、
読んでいてうるうるきちゃいそうです。永田さんはこう言ってます。
「今はとりあえず内容より結果が欲しかった。
内容が良かったと言われても、評価はできないと思う」

今日は報知(ネットに載っていても、なお購入する自分に、今までの心の
歴史みたいなのを感じます)とスポニチを買いました。スポニチは玉田さん。
努力の匂いを感じさせない人は、天才という定義に近い選手です。超一流は
本当は誰でも努力しています。努力しなければならないことを肌が知っているから。

茨城新聞に掲載された柳澤くんの制服姿は、無理を言って入手しました。
本当にありがとうございます。本人の強い意思と周囲の支え、その両者は
どの選手にも、どのチームにも不可欠なものであって、私も微力ながら、
問題にならないレベルながら、何らかの力になれたらいいのに…と祈り続けているのです。

なんだか哀しくなってきました。


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