Land of Riches


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 2003年12月26日(金)   諦めない強さをくれるあなただから抱きしめたい 

松本昂聡選手 期限付移籍加入決定のお知らせ(FC東京公式)
このオフで最も予想しなかった動きで、半端でなく動揺してます。小平行かなきゃ…!

さて、一言だけ言わせて下さい―市立図書館の蔵書へラインを引くな!!
書き込みをしながらでないと本を読めない人がいるのは知ってますけど、
私が珍しく親父と一致した意見として、書き込みしてある本はそれが気になって
ちゃんと読めない(読み返す時に邪魔だから自分の本でも絶対引かない)んです。
行間を読み込まなければならない哲学書は特にダメなんですよ! 全く。

今年のレイソル納めとして、日立台へ行ってきました。今年何回日立台へ行ったか、
ちょっと数えたくありません。特に引っ越し後は、人の顔を覚えるのを
大の苦手としている私が特定ファンの顔を記憶するほど通ってます…(遠い目)

ぱっとピッチを見て、人数少ないなぁ…と数えたら、18人でした。驚くことに、
選手が練習の途中で、たとえば大谷さんが「(10時)50分から」と言って
抜けるんです。逆に入ってくる選手もいて―どうやらリアルタイムで契約更改?

最初からいたメンバーは:
矢野貴・矢野哲・大谷・近藤・落合・増田・菅沼・永井・玉田・加藤・
萩村・下平・平山・石川・谷澤・渡辺毅・根引(順不同)

スタッフがアップ(ジョグをリードするペースメーカー、あるいはストレッチで
1、2…と声を出す役)をかなり嫌がっていた菅沼くんになすりつけてスタート。
なんで嫌がるって、先輩たちついてきてくれないんですもん。イジメだわ!(笑)
一通り済ませても、まだ3分しかやってないとスタッフにいじめられる菅沼くん。
最初の指示は確かに10分やれだったけど、10分も菅沼くんを針のむしろへ
座らせるなんて、お姉さんの方がキレてしまいそうです(爆)

天皇杯敗退後の練習はひたすら楽しいだけとは噂に聞いてたんですが、
センターサークルでなんかぐるぐる回るレクリエーションで(みんな笑顔炸裂)
大の男が互いの背にしがみつく姿を見て、西村ジャパンでそのポーズが
一番似合っていた駒野さんのことを唐突に思い出したりしていました。

次がミニゲームなんですが、足でパスしても受け取るのは手、シュートは頭で
スタート。平山さんが野球場でジョグ、ウインドブレーカー(鹿島では
全員が短パンだったのでビックリしたのは、柏では短パンはくのが菅沼くんと
貴章さんしかいないから…)の雄太さんや、途中からでは練習に混じれないと
勝手に思い込んでてずっと一人でボールを蹴っていた田ノ上さんも合流。
さらに後から来た宇野沢さんは田ノ上さんから「ゴリラーマン」とか
言われてました。でも宇野沢さんは「ゴリ」と呼ばれても無視してるような(笑)

既にアウレリオ監督はいないわけですが、新体制が始動したとも見えず
(建前上はそうなっているそうですが)ノリとしてはプロ野球でキャンプ前にある
合同自主トレのような感じ。真剣にやる必要性がないのだから、楽しさだけが
爆発してもしょうがないといえばしょうがなくて…全ては負けたのが悪いのです。

ミニゲームはコートの位置を変えて、今度は3つのコーンにかけたバーの下を
通すと得点としてカウントされるものに。これのモチベーションも当然ながら
人それぞれ(試合が控えているゆえのものではないので、その高低はもっぱら
各個人の性格に由来します)ですけど、CKになると誰よりもスピーディに
コーナーへダッシュするのは菅沼くん。こんなゲームでもきびきびしてます。

でも、ある時、CKを失敗したら「みのる、やっちゃった」とすかさず言われて
頭抱えちゃったり。それがまたかわいくて…って私の与太はどうでもいいや。
そう言ったのは宇野沢先輩なんですが、このすぐ後に、自陣ゴール前で
菅沼くんがスーパークリアして1点防いだ時に、これまたすかさず
「みのる、今ので取り返した」って声をかけているのを聞き逃しませんでしたよっ。

菅沼くんや宇野沢さんのチームは、細かい足技を不得手としている貴章さん
(相変わらず脚がフットボーラーとは思えないぐらいマッチ棒…)を
自陣ゴール前に置いたのが原因で負けました(苦笑)長い足が絡まって
うまくクリアできないんですよ。浜名高校の監督がそれを理由に貴章さんを
SBからFWへコンバートしたのを思い出しました。さっきの手でキャッチする
ゲームでは長身がかなりのアドバンテージだったのに(微苦笑)

相手チームの俊太さんが「後でコーラね」と言うと、スタッフから「ダイエット?」と
ツッコミが。すぐに俊太さんも「ダイエット」と答えてましたけど、本当に
みんな練習での賭けが好きだなあ、というのは1年通して得た実感(笑)

ほとんどの選手がすぐ引き揚げる中、貴章さんは今日も居残り。スタッフに
後方からボールを入れてもらい、もう1人のスタッフにマーカーとしてついてもらって
それをかわしたり引きずり倒したりしながらフィニッシュへ持ち込む練習。
七夕の短冊へ他の選手が車だの結婚だの世界平和だの書く中で、一人丁寧に
「サッカーがもっとうまくなりますように」と純粋に願った貴章さんらしいですね(^^)
(ちなみに、この中で願い事がかなったのは菅沼くんの「Jでゴール」らしい)

そして途中から来たのでちょっとやりたらなさげ(?)な宇野沢さんは、
これまた居残り大好きっ子に見える菅沼くんと、何の嫌がらせなのか
ファンが待つすぐ目の前(つまりピッチの一番隅)でスタッフ1人をまじえて
延々とパス交換ごっこ。この時2人がこぼす表情がとても柔らかくて、
飛び交う言葉を含めて、本当に仲がいいんだって思いました。実際、宇野沢さんへ
聞いたら、ユースから一緒なんで、とあっさり言われてしまいましたから。
(それは知ってますよ…私はむしろ実は仲良くないとかありがちな答えを
返してくるのかと思ってました。この辺は2人とも性格良いだけあります)

で、終わるのをファンは待ってるわけなんですけど、菅沼くんがボールを
やり取りしている最中にすっと横目でファンを見たのも見逃しませんでした。
見逃さないっていうか…J-STEPに続いて、心臓止まるかと思ったんだよぉ!(T0T)
彼の流し目は本当に体に悪いです(そんな自意識過剰はきっとやぶさんだけ)

そんな終わるかという頃に大谷さんと聡太さんが出てきて、大谷さんは
スタジアムの中を、聡太さんは野球場を延々とランニングしてました。
聡太さんを見てたんですが、走るだけじゃなくて、一人でジグザグ後方ダッシュや
ももあげとかしてて、なんかこっち(野球場)で一人でなんかしてるのを
見るのはもう本当に嫌だと思いました。ここ2年、そんな姿ばっかり見てる気がして。

ずっと待ってて、声をかけようと思ったら、子供を抱いた方に聡太さんとの
スリーショット撮影依頼が。だ、だから私に写真を頼むのはやばいんですって(汗)
スナップ写真がうまく撮れないなんてありえないとさえ言われたことあるんですが、
本当にダメなんですよ!(大汗)そんなわけで、見てるわけないと思いますが
その方へ心からお詫びしておきます。え、えーっと、ファインダーの中央にある
マークみたいなのを、被写体の中央へ据えれば大丈夫なんですよね?(滝汗)
写真の端を示すマークを据えかけて、慌てて直したのは記憶にあるけど…(激汗)

そして、それが済むと私を置き去りにしてずんずん進む聡太さん…。
ひどいや、もう嫌(笑)不意に気づいたようなリアクションは天然なのか
演技なのか、それももう分かりません。ただ一つだけ覚えているのは、
今年も終わっちゃいましたね―という言葉に対して、サインを書き終えると
速攻でやはり去っていった聡太さんが、軽く左手を上げながら、ぼそっと言った
「来年はがんばるよ」(そういえば聡太さんって相手がママさんでもタメ口…?
いわく、お菓子の味にはハマったりしないらしい)という言葉―が正確かすら
もう断言できる自信がない、それくらい私の記憶力は使えないし、彼の口調も
重くはなく軽かった、とにかく聴覚情報(でも彼のハスキーバスボイスは
やっぱり大好き)が完全にぶっ飛んでしまった、その分、深く深く視覚へ
刻み込まれた大きな背中でした。ちょっとだけ顔の向きが私の方へ残っていて、
それでも全く私なんぞは―後方は見てなくて、ただ前だけ見て。そんな背中。

…知っている人は知っていると思いますが、私、背中フェチなんですよ。

美というのは理屈ぬきで快さを感じる対象の特色を示す際に用いられる
概念ですけど、どれほど心が枯れ果てたりあるいは消えうせたとしても、
美しいものを見て反応がある以上、魂は死んではいないのだと思いました。

ずっと人工芝コートではジュニア世代がプレーしていて、父兄の方々で
あふれていたのですが、その合間にレイソルユースの選手を最後に発見。
でも、一般人がいない中で見ているわけにもいかず、泣く泣く帰りました。


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