Land of Riches


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 2003年10月01日(水)   赤い羽根、銀の羽根 

ネットサーフィンでえられるのは、知りたい情報ばかりではありません。
筑波と試合をするとか、野球場で試合をするとか、そんなことも調べれば事前に
把握することもできたのです(夜行バスは出発時刻が早すぎますね…)が。

「(五輪に)出られなくても、10人が上(=A代表)に上がれば成功だし、
出ても誰も上がれないのでは意味がない」
これが、仮にもオリンピック代表を率いる監督の口にするセリフでしょうか?

そして、どんどん作り込まれていく「成岡翔 vs 谷澤達也」の構図―本人の意図を離れて。
二人は高校に入るまでEWS FCのチームメイトでしたが、互いが異なるタイプなのは
お互いが一番良く分かっているはずです。もはや代表のトップ下というポジションの
重要性とすら(祐大朗さんがここをやっていたのは明日話題になるのか…)関係ありません。

U-20日本代表 vs 柏レイソルサテライト―どちらもそれなりに思い入れのある
メンバーが揃う(←あくまでもチーム自体へ愛着がないところに注意)対戦ゆえに
私は自分へのバースデープレゼントとして日立台行きを選択したのですが。

これまでU-20と柏サテが行ってきた試合をいくつも見ているので、大きな期待は
抱きませんでした。U-20は前日も筑波に苦戦し、今朝の報知へ載ったメンバー表
(特にサブメンバー主体で望んだ前半の顔ぶれ)へ愕然としたのですが。

野球場で行われた試合は、ピッチまでの距離が遠すぎるのと、内容が全く伴わないのが
重なって、想像以上に眠気を誘う凡庸なゲームとなってしまいました。残念ながら。

何気に3バックが栗原・角田・近藤という新鮮な組み合わせだったのですが、
不気味なぐらい角田さんは黙り込み(そして大熊監督もまた姉崎に引き続いて
沈黙を通しました)両脇はおのれの長所とそれ以上の短所を晒したのでした。
谷澤さんは本大会延期後、数少ない新戦力とあってドリブルできれてましたが、
やはりそれだけではゲームはできません。そしてツートップは枠へ飛ばない坂田さんと、
それ以前のフィニッシュにさえ至らない宇野沢さん(髪を中途半端に染め直したのと同様に、
ゴールという結果が得られない今年、彼はプレーに精神的な迷いを強く感じます。
もともと気合いが光る人だっただけに)でした。何より外せないのは、山口慶さんに代わり
大悟さんが出てきた後の、アジアユース時のWボランチの低調ぶりです。ショックでした。

レギュラー組は無難にまとめ、サブ組は不安定―もはや、その構図でも片づけられない
全体の低下。毎回、見に行くたびにしょぼいと感じてますが、どんどん下がってます、正直。
モチベーションが維持できない(結果として試合後に固い顔をしていたのがキャプテンの
今野さんぐらいだったのには、逆にこっちがビックリ)のか、シーズンが進行して
疲労が溜まっているのか、普段Jに出てる人も出てない人も、落ちる一方なのです。
(それでも出ている人の方がかろうじてレベルが高いのは、必然なのでしょうか)

田ノ上さんのクロスもジュシエのヘッドも、なぜフリーだったのか…考えたくありません。

後半に永田さんが出てきたのは、ショックといえばショックでした。いつも通り、
通るわけでもない綺麗なフィードを蹴り、声を全く出さず、菅沼くんに苦労して。
(宇野沢さんの迷いと比べると、一時のように簡単に取れなくなっている不調とはいえ、
菅沼くんのシンプルな選択は光ります。見ていて気持ちがいいし)彼はアップから
引き上げに至るまでずっと微笑んでいて、彼の表情といえば気の抜けたぼんやり顔を
思い出す私には、その柔らかい笑顔は衝撃ですらあって、今でも目を閉じるとそれしか
思い出せない(そして1年前の藤枝に続き、目前で広報のAさんに彼を拉致された
恨みつらみは忘れない!(笑))のですが、そんな顔をしている場合じゃないと
思うと同時に、彼は…彼はそういう顔をすることを許されるんだな、とも思いました。

…たとえば、その試合のピッチをゆっくりと周回していた、パーマのデカい人は、
(代表の控えの誰かと親しげに話してて驚いたんですが、もしかして原一樹さん?)
4月の、貴章さんのゴールが忘れられないあの日、とんでもなく暗い顔をしていたけれど、
今はどのくらい穏やかな顔ができるのだろうと、確かめたい、そう感じてしまうのです。

レイソルサテは、前半は年齢が高い選手を中心によく声を出しよく動いていた
(これもどうかといつも思うのですが…情けない若造たち)んですけど、後半は
選手層の問題でどうしても“プロの水準に達しているとは言い難い選手”を
起用せざるをえなくて…一気に戦力が落ちます。落合さんは頑張ってましたが…。
そこを攻めるのに、弱みを突けきれなくて、逆転にまでは至らなかった代表の方が
ヤバイです。貴章さんもあれだけヘッド打ったんだから1点ぐらいは…。

とにかく、よく覚えてません。忘れました…忘れたいから。出待ちでは選手が
つかまり放題で、でも試合がしょぼすぎて何も言うことが思いつかなかった(貴章さんは
祐大朗さんと二人でクーラーボックスを持ってきていて、祐大朗さんが相変わらずの
人気者なので、待っている時間が割と長かったのです。何気に大悟&岡本ペアもそう)です。

まあ、これが主目的じゃないし…と自分を慰めながらチームショップへ。おもしろいと
噂に聞いていたヴィートリアをSさんに誕生日プレゼントとして買っていただきました。
ありがとうございます♪ ちなみに2部買ったのは、当該カードの1stでの対戦で
相手を地獄へ突き落とした経緯が買われたのか、かわいい貴章さんが表紙だったからです☆

いまだに、私は西京極でへこんでいる時に届いた、某根本ファンさんからの
貴章殺すという携帯メールのインパクトと、事情が分からなくて、とにかく
謝り倒していた自分を思い出します。あれは素敵でしたよ…どうも私は貴章さんに対しては
かーなり母性本能が働いてしまうようです。永田さんは内心で罵声の嵐なのに!(笑)

ルーキー5人組対談は最高に面白かったです。もう何度も読み返してます。
谷澤さんがいっつもウケを狙いにいくところが、なんというか…これも天然だったり?!
結果として手に入れた誕生日祝いは、これと、東京駅のコンコースでゲットした
品川駅開業記念のぞみ型液晶画面クリーナー(可愛いんだけどマウスにしか見えない)と
帰宅したら届いていた美麗なイラスト(えっちゃんCute♪)だったんでしょうか。

午後は主目的である探し物に徹しました。柏と松戸(この日初めて足を踏み入れた!)を
往復して、駅前をうろうろウロウロ。松戸の某ショップでは、段取りが分からなさすぎて
ショックのあまり、ショップで買っていただいたヴィートリアを置き去りにするという
失態まで犯しましたけど、結論として、今の生活から逃げ出したい衝動のあまり
準備もできてないくせに無駄に焦ってたけど、もうちょっとじっくり取り組むべきだと、
タイムリミットを自分の中でもう1ヶ月延期すべきだと思いました。松戸と柏が
あんなに離れているとは思わなかった…松戸市は広すぎます。しかも地理が分かりません。
柏は…8月末に日立台を訪れたあたりから、私の中で街を見る目が違うので。
なんていったらいいのか―宇野沢さん状態ですよ、今の私は。気持ちばかりが前に出て。


←柏駅東口のダブルデッキ。
名前が思い出せなくて、なぜか
サンサンデッキという単語が
頭をぐるぐるしてましたけど、
それは岐阜のメモリアルセンターにある
デッキの名前でした(殴)

ここで赤い羽根をもらったんですけど、
松戸を歩いている間になくしたようで…。



お陰様で、街を歩いて自分の欲求の整理はできたので、次はもっと慎重に、具体的に
プロセスを進めていくべきかと。仕事をしながら次を準備するのがこんなに難しいとは。
だから、この件に関してはじっくりやります。焦らないで、地道に。私、負けません!

日々の衝撃に耐えられるだけの強さが、本当に純粋な気持ちの中にはありますから。
…眠気が凄まじくて、自分がタイプしている文章が読めないんですけど、この気持ちを
キーへ叩き付けないと眠りたくなくて。意地っ張りですね。これが私を不幸にしているのに。


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