Land of Riches


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 2003年06月12日(木)   実存主義 

…プロフェッショナルファウルを駆使するCBは、あまり好きじゃない。

ふと、目をやったナイター中継で、スワローズの五十嵐亮太さんの尊敬対象が智仁さんだと
映った瞬間の心境は、サカマガのアントラーズコーナーで「オフ期間もクラブハウスへ
通うリハビリ組」として羽田さんの名前が挙げられたのを見つけた刹那と同じで、
説明し難く、また、この世のどこにも同じ心境になる人がいない気がするのです。
自分以外の―親によって与えられた(決して自分がつけたわけではない!)名前によって
定義される、一人の人間として以外の何物にもなりえない、この名を冠せられた
ある「ひと」として(決して好きで生まれてきたわけではないのに!)苦しみながら生き、
そして死なねばならないのです、私は。いや、他の誰もがそうなのだけれども、
他の人は、それに気づいてない・・・違う、そのことを直視していないから。

こう考えると、私はやはりハイデガーを読まなければならない気がしますよ(苦笑)
今は「空想哲学講義」のしおり代わりに聡太さんの代表チップスカードを使っている
ダメっぷりですが。聡太さん、野球場で楽しそうに遊んでいたらしいんですけど?(^^;

何が原因なのか、毎日激しい頭痛に悩まされています。だったら、ブラウザとの
にらめっこはやめろと言われそうですが。何が楽しくて生きているのか分からない現状は、
やはり鬱と言い切っていいのかもしれません。土曜は絶対にサッカーを「摂取」せねばと
思うものの、どこへ行けばいいのか分からなかったり。だって、パラグアイ戦だって
テレビはつけていても、脳は全くそれを捉えてなくて、実は嘉人さんの幻のゴールを
存在そのものは知っていても、どういう場面なのか分からないって、サッカーファンとして
どうなんでしょう。職場のマーキング担当で元プレーヤーの社員さんは、海外サッカーにしか
目を注がず、当然、昨日の試合も見てないのですが、そんな話を聞いて怒る資格は
私にはないのです。私にとって、サッカーは楽しいものなんでしょうか。娯楽なんでしょうか?

全てを見失いそうな恐怖に怯えながら、同時に、そうなってしまったら楽になれるかも、と
淡い期待も抱いている自分がいます。私はどこへ行くのでしょう。分かりません。
これを決めるのは私しかいないのに。私は私。他の誰でもなくて。でも一人では生きられなくて。

私は「何」で、なんのために生きているんだろう…その答えはあるのだろうか…。


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