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Land of Riches
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今年もツーロン国際大会がやってきます。 ふと思いたって、1年前と2年前のLR5月分を読み返したのですが。
激しい躁鬱に苛まれていた2年前と、幻の感情に踊る1年前の自分、 いずれも記憶からは既に消去されているのですが、その穴だけが現在進行形で存在して、 空虚な無だけはリアルに知覚できるから、なんとなく「私はサッカーファンとして 不可欠な何か(感情?)を地球の裏側へ置いてきてしまったんだ」と思うのです。
20代になって以降、常に自分は抜け殻で、心はからからに干乾びた末に砕け散り、 その断片も粉になって、無常の風に吹き飛ばされ、もはや何もこの体には残っていないと 感じているのですが、それなのに、私は“些細な”喜怒哀楽に悩まされています。
永遠と停止(断絶)を求める正反対の欲求が、交互に私を突き動かし、苦しめます。 生きることは辛く苦しいけれど、でも生まれてきたのを後悔はしていない、 むしろ感謝しているぐらいですから。私の存在は矛盾を孕みすぎているのです。
2003.6.1 moved
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