Land of Riches


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 2003年05月31日(土)   こよみ 

今年もツーロン国際大会がやってきます。
ふと思いたって、1年前と2年前のLR5月分を読み返したのですが。

激しい躁鬱に苛まれていた2年前と、幻の感情に踊る1年前の自分、
いずれも記憶からは既に消去されているのですが、その穴だけが現在進行形で存在して、
空虚な無だけはリアルに知覚できるから、なんとなく「私はサッカーファンとして
不可欠な何か(感情?)を地球の裏側へ置いてきてしまったんだ」と思うのです。

20代になって以降、常に自分は抜け殻で、心はからからに干乾びた末に砕け散り、
その断片も粉になって、無常の風に吹き飛ばされ、もはや何もこの体には残っていないと
感じているのですが、それなのに、私は“些細な”喜怒哀楽に悩まされています。

永遠と停止(断絶)を求める正反対の欲求が、交互に私を突き動かし、苦しめます。
生きることは辛く苦しいけれど、でも生まれてきたのを後悔はしていない、
むしろ感謝しているぐらいですから。私の存在は矛盾を孕みすぎているのです。

2003.6.1 moved


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