Land of Riches


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 2003年04月18日(金)   自分で定義できるもの・できないもの 

ラッセル『幸福論』は、久々に大当たりの本です。鬱がひどかった頃(つまり、
このLRができた当時)に出会ってたら人生変わっていたかもしれないって思うぐらいに。
鬱の根本原因はヒトの力では解決不可能なので、私はいまだに、あの頃ほどではないにしろ
憂鬱に苛まれるのですが、それへの対処法すら、この本は教示してくれています。

もっとも、他に哲学書ばかり借りてきている私は、ある意味救いようのないバカなのですが。

某・偏差値の高い掲示板へ一度書き込んで、恥かしくて消してしまいましたが、
私は青木さんをCBではなくボランチで使うべきだと思ってます。理由は一点、
青木さんの守備は見ていて楽しくないからです。こう書くと語弊がありますね。
彼を見ていて快いと感じる瞬間はフィードの軌跡、その残像へ酔う刹那であって、
決してディフェンス時のモーションではないから、です。

その点、U-20のCBたちは「非CB時でも、寄せの鋭さ―自分が取りに行くと決めた
ボールに対する第一歩の踏み出しに感嘆させられる菊地」に「CBが備えるべき
あらゆる要素を高水準で備え、中でも攻め上がってきた相手をタッチラインへ
追い込み、持たせたまま割らせる一連の動作が非常に美しい角田」そして
「守備における視野の広さ―自己と味方、敵の配置から最善の守備を算出する
能力に秀でた永田」と守りを見ているだけで萌えられる(笑)人たちばかりですから。

実際、冗談でも誇張でもなく、角田さん個人のモーションと、3バックの連携
(手島さんの良さをやっと分かってきた、とも言いますね)だけを堪能するために、
今季あれほど私はサンガを見に行っているのです。口では松井さんと称しながら。
U-22の面々も、細かく動作を見る習慣をつけたら、私的評価は激変するかもしれません。
今の段階では、昇平さんなんかは安心して見られないですから(苦笑)

…そして、守備を見る楽しさを教えてくれたのは羽田さんだという事実は、永遠に揺るぎません。


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