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Land of Riches
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| 2002年05月01日(水) |
誇り高き勇者のように |
近頃のお気に入りBGMはコブクロの「YELL」。 このくらい前向きの曲じゃないと、今の私は沈没するので(微苦笑)
躍動する敵の大軍を目前にして、どこか不敵ですらある微笑みをかすかに浮かべ、 決して太いとは言えない腕には細身の…片刃の刀を手にして、 その、明るくも妖しい輝きを放つ武器を手にし、毅然と斬り込んでいく。 舞うように屍を積み重ね、まとうオーラが…殺気が敵を遠ざけていく…そんな勇者様。 …いつからヒーローには日本刀と私の中では相場が決まったのでしょう?(笑)
ツーロンメンバー、また入れ替えがありましたね。井川さん→千島さん。 この前の飯尾さん→那須さんと足して2で割る(?)とちょうどいい…のかしら? 世間はフル代表一色ですが、各種年代の代表もインターナショナルな大会を控え 頑張ってもらいたいと願うのみですが…代表ニュースに田中さんが全治三週間で “今回のワールドカップは諦めて2006年を目指す”という記事があって、 ものすごくブルー入りました。今一番見たくない手のニュースですね。
なんかくどいくらい書いてる気がしますけど…確かにサッカーにおいて 負傷は不可抗力です。だけど、4年というインターバルは、サッカー選手にとって、 いやアスリートにとってあまりにも長すぎる時間です。 私のような、ただの一般人だって、4年経てば描く夢も変わりますし、 (その清算をこれからせねばならぬのですよ…憂鬱だ…) もちろん、4年後の姿なんて誰にも描くことなどできません。
だから、候補と呼ばれている皆様には、ベストのコンディションで運命の日を 迎えてほしいですし(無理な願いとは承知でも、やはり願ってしまう) その日、エントリーの決まった23人には、出場機会があるのなら、あるのなら、 生涯、一生涯悔やまないパフォーマンスをしていただき、そうして生まれたリザルトなら 自ずと応援する我々は、それを“必然の結果”として受け入れるでしょう。
今までのどんな大会だって、涙を飲んだ選手がいます。 それに対してリベンジの機会を与えられるかは…神のみぞ知るところ。 確かに世界的には若いと呼ばれる我らが日本フル代表ですから、 4年後のドイツ大会にこそ成熟期を迎えるのかもしれない、 けれど、一方的に流れ行く歴史上において、2002年のFIFAワールドカップは 後にも先にも一度しかないもので、それは間違いなくサッカー界の ターニングポイントになるでしょうから…もう辛い知らせを聞くのは嫌なのです。
いつも言っている…何かの受け売りなんですけど…「運命はそれをそう知覚(認識)した 瞬間からその身を縛る」んだと私は思います。「これは運命なんだ」と割り切った時から。 だから…羽田さんが『蒼き挑戦者たち』でこの単語を口にしていたのには、 正直、背筋が凍る思いがしました。そういう結論に達したのですね…と。
パッセの星野書店で見つけた『子午線の祀り』より―既に抜粋されまくっていて この部分を取り上げること自体、陳腐な発想だとしか笑うしかないのですが。
(知盛と影身の内侍が星空を見上げている) 知盛「あの星から眺めれば、いつか必ずそうなる運命の中へ、一足一足 進み行っていく我ら人間の姿が、 豆粒ほどの人形の動きのように見て取れるのかもしれぬ。 星にももし情(こころ)あらば、それを哀れと思うか、健気と思うか―」 影身「星々に情などございますまい」 知盛「なに?」 影身「情ありませんからこそ、あの星々は動きを乱すこともなく、あのように いつまでも老いず静かにめぐっているのでございましょう」
生きている以上…生まれてしまったからには、時には宿命について考えねばならぬ時もあるでしょう。 けれど道は…道は自分の前にはなく、自分の後ろにできるもの(また受け売り)。 この風吹く不毛の砂漠を越えた向こうに、目指す安住の地はあるのか、 分かりはしないけれど、そう信じて歩いていくだけ。それしかできないから。
幸福を求めぬ者など、誰一人とて存在しないのだから。
とりあえずは鹿島がナビスコカップの予選リーグをどうくぐり抜けるかですね。 代表選出者に負傷者、加えて出場停止選手…それも試練だと苦笑するしかないのでしょうか?
真なる強さを育むものが何であるかなど、不可知なのだから。知るよしもないのだから。
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