anxious for Heaven

鳥かごなんて、最初からなかった。

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2004年04月26日(月) 過剰修飾。
これだけは言いたくなかったってこと
実際に口に出すのは辛いんだ
必要以上に突き放した口調で
過剰に言葉を尖らせて

現状の生活が10だとしたら
たとえそのレベルが3に下がっても
君はそれで満足してそうだよね
決して8くらいまで引き上げようとはせず
3なら3のまま何とかやればいいやって
そう思ってそうだよね

口ばかりで責任を取れないくせに
やっぱり口ばかり達者になるよね
ごめんなさいって言うことは大事だけど
その後に何も変わらなかったとしたら
ただのその場しのぎの言葉にしかならないよ

自分がどれだけのものを握っているのか
それをきちんと理解していないよね
理解しているつもりではあるのだろうけど
結局つもりにしか過ぎてないんだよ
だってその無責任な思想と言動

悔しいでしょうここまで言われて
自分より下だと思っていた相手に
こんなにずけずけと欠点ばかりあげつらわれて
私は心の中で君のことこんなにも
見下して馬鹿にして軽蔑してるんだよ

心にもないことだったとかそんなんじゃない
確かに思っていたことではあるけれど
180%ほどの修飾をこめて口にした
嫌われても仕方がないような口調で

これでもし本当に嫌われてしまったら
あなたは成長するチャンスになったかもしれないけど
私には何も残らなかったことになるよね
そんなことを考えながらそれでも

言い終わった後になって
不意にボロボロ泣けてしまった

嫌いな人間になら容赦なく言える
罪悪感なんかこれっぽっちも感じずに
嬉々として言葉の刃を向けることができる
だけど好きで好きでたまらないから
言いたいのではなくて「言う気になれる」
辛いけれど とても辛いけれど
何とも思っていない相手だったら
好意も嫌悪も感じない程度の相手だったら
わざわざこんなことは言わないだろう
何の感慨もない薄い薄い存在に
言葉を傾けてやろうなんてことは思わない
言いたいとは思わないけれどあえて言おうと思ったのは
やっぱりこの人のことが好きで好きで
心配でたまらなくて
もっと成長して欲しくて
私のため あなた自身のため

でもやっぱり疲れて嫌な気持ちにもなって

こんなことを言わなければいけない状況に
こんなことを言わせる状況を作ったあなたに
その土壌を甘やかしてしまった私に。

一緒にいられると思ったのは
たぶん、間違いじゃない。
written by:Kyo Sasaki
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