橋本裕の日記
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2002年07月16日(火) 脱学校のススメ

 私たちは知らず知らずに、さまざまな固定観念を持ち、これに無意識に呪縛されて生きている。確固不動の真理だと思っていることも、ときには疑ってみることが必要だ。ひょっとして、それも、私たちの固定観念の作り出した幻想のひとつにすぎないかもしれないからだ。

 心理学の専門家で、鋭い社会批評家としても知られている岸田秀さんは、私たちを支配するこうした固定観念や、それが作り出す幻想について、深い分析をしている。最近では朝日新聞の「私の視点」で、学校教育におけるさまざまな固定観念について論じ、大胆な提案をしていた。(6月16日)

 岸田さんによると、おもに次の5つの間違った固定観念によって日本の教育界は呪縛されており、これが教育の崩壊を招いている元凶だという。その5つの固定観念とはなにか。

�,澆弊�在的に同じ能力を持っている。
�△�まんして勉強すればそのうちに役にたつ
��正しい教育が実践されれば、生徒の能力が伸び、個性が開発される。
�こ惺散軌蕕歪垢な�がよい。
�コ惺擦膨未┐弌�能力や教養が身につく。

 これらを私たち教師や親はほとんど異論なく認めている。しかし、岸田さんによれば、いずれも固定観念にすぎない。正しいと思い込んでいるだけで、ほんとうはまちがいである。このまちがった考えの上に、日本の学校教育が行われているのだから、うまくいくわけがない。学力崩壊が起こって当然だということになる。

 それではどうしたら、教育の正常化が可能か。岸田さんは学校教育の呪縛から自由になることをすすめる。固定観念に縛られた学校こそが諸悪の根元であるから、子供たちを学校からなるべく早期に解放したほうがよいというわけだ。具体的に言えば、義務教育は4年間で十分だという。

 岸田さんのこうした主張は、私が日頃から主張している「脱学校化のすすめ」もしくは「学校解体論」とほとんど同じである。そして� 銑イ�間違った固定観念であることは、これまでこの日記でたびたび触れてきた。これからも折に触れて、これらが幻想であるゆえんを主張していきたいと思っている。

<今日の一句> 台風が きそうで来ない 一休み  裕


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