橋本裕の日記
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2001年12月25日(火) ゆっくり生きよう

 来年度から学校週5日制が実施される。ところが、全国の私立小学校、中学校、高校で完全週5日制を実施するのは、約7割にとどまることになりそうだという。「学力低下」論のたかまりを背景に、授業時間の確保を優先させ、公立との授業時間格差を売り物にするつもりらしい。

「学力低下」というが、その実は「土曜を休むと授業時間が減り、大学入試に対応できない」というのが本音のようである。そもそも日本の「大学入試制度」が教育の正常化を妨げている元凶だと思うのだが、入試制度をそのままにして、諸外国並の「学校5日制」を導入するわけだから、矛盾が生じてくるのは当然のことだ。 

「風の中の子供」などの童話作家として知られる坪田譲治(1890〜1982)さんは、中学入試で2回、高校入試で1回、大学の進級試験で3回、計6回も落第したという。そんな坪田さんが、62歳の頃にこんなことを言っている。

「ユックリと勉強して、ユックリと恋愛して、ユックリと年をとっていくことである。人生の楽しみ、自ずからその中にありである」

 日下公人という人生評論家が「幸せになるための4つの条件」を上げていた。
�,修海修核�かであること
�⊆�由な時間があること
��自分を発揮する場があること
�ぜ�分自身らしさがあること

 いまの教育は人工肥料ばかりのひよわな促成栽培ではないかと思ったりする。あまり、急いでいては、じっくり自分自身らしさをつくることはできないだろう。受験勉強でなどにわずらわされることなく、「ユックリと勉強して、ユックリと恋愛して、ユックリと年をとっていくこと」が出来る時代は、いつになったら実現するのだろう。


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