橋本裕の日記
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2001年10月28日(日) 正義とは何か

 昨日は同人誌「象」の編集会議があった。主宰の水田洋先生をはじめ、北さん、私、稲垣、桜井、黒澤、加藤の7人である。出来上がった校正刷りを各自が手分けをして、最終チェックをする。それから、みんなで挿し絵になるカットを選んだ。

 同人誌は「作家」以来20年以上参加しているが、編集委員になったことはなく、今更ながらこうした裏方の苦労がわかった。しかし、この苦労も、苦痛ではないのは「象」の編集会議の雰囲気がいいからだろう。

 編集会議自体は3時間ほどで終わり、あとは飲んだり食べたりして無礼講である。アフガンやオランダ、ギリシャの歴史などが話題になり、盛り上がった。アフガン問題については、アメリカのアフガン制裁のありかたに問題があるとして、「象」有志で緊急アピールを出すことになっている。

 昨日の朝日の朝刊に、中村哲さんがアフガン問題について、「難民を出さない努力が先」という題で書いている。中村さんによれば、難民数百万人というが、難民になれるのはまだ恵まれている階級で、悲惨なのは難民にもなれずに放置されている大多数の棄民たちだという。

 アメリカのタリバン攻撃によって、この棄民が大量生産されつつある。中村さんは「正義の国アメリカ」対「悪のタリバン」という図式はわかりやすいが、たいへん無理があると言う。むしろ「近代文明を自負する国際社会」対「その枠内に収まりきらないアジアの伝統社会」の対立と考えた方がよいという。

「旧ソ連軍の10万の精鋭をもってしても制圧できなかったアフガニスタンの広大な国土の9割がわずか2万のタリバン政権で支配され続けたのは何故か。この事実の背後には、アフガン民衆自身が過去20年以上の内戦に疲れ切り、平和と国家統一を求めていたことがある」

 現在の国際社会は30�佑稜鮨Э夕錣亮臚蓋△慮気貌阿い討い襦�世界の富の60�佑�わずか6�佑凌諭垢砲茲辰篤叛蠅気譟△修里曚箸鵑疋▲瓮螢�の財閥の寡占状態にある。一方では50�佑凌諭垢�栄養失調状態に置かれ、10�佑凌諭垢鷲了爐両�態のまま放置されている。国際社会のこうした現状を変えていく努力こそが「正義」の名にあたいするのではないか。


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