目次｜過去は過去｜過去なのに未来
| 2008年04月05日(土) |
鏡を見詰ない
其処に映っていても
見えない事にしなければ
其処に在るものは
確実に貴方を狂わせる
狂気と矛盾など
無関係で居られる程
遠くには無い
其処に映る
それこそがそのものだから
彼を知り己を知れば百戦して危うからず
汝自身の無知を知れ
古代から洋の東西を問わず
人は知っている
一番目を背けたいものを
人は誰しもが狂い
誰しもが矛盾し
それに気付かない振りをして生きる
気付けば鬱積した想いに
抑圧を以って耐え凌ぐか
狂気に支配されて壊れるか
己の狂気を認めた上で
世界に存在し
孤独でありながら
他者と共に生きる事
それは第二の自我の目覚めにも似て
狂気を持たぬ振りは
必要以上には必要無く
狂気を押し付けるのは
知恵を持つ人として
雅やかさに欠ける事
理由や意味など
過去や現在に求めるのは
それこそ無意味だ
それは未来に求めること
現在を通過した時点で
それは結果以外の何者でもなくなる
夢と同じ
掴めばそれは最早夢ではないのだ
ならば己がその狂気たる
理由や意味など不要
その現実を見ろ
存在理由？
過去や因果に求めるのは阿呆だ
「これでどうしたい」
未来にしか理由は必要ない
現状を知らない人間に未来は造れない
鏡を見ろ
鏡の奥の現実を見ろ
現状に絶望して
理由を捻り出せ
