罅割れた翡翠の映す影
目次|過去は過去|過去なのに未来
何時だって心配なんかしてくれない。 どんなに致命的な事があっても死なないから。 あなたに必要なのは社会的な体裁で。 決して僕達なんかじゃないよね。 解ってる、あなたにそんな事を求めるのは酷だって事。 だから、空気みたいな僕がいなくなってから気付くがいいさ。 別にたいした事じゃない、空気なんて無に近しい。 無くなったって、世界は廻る、そうだろ? そんなモノを、どういう気持ちで産み出した? 空っぽだよ。 あなたがそう僕を見てたように。 僕はからっぽだよ。
それでも、ちゃんと見て欲しかったよ、
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