罅割れた翡翠の映す影
目次|過去は過去|過去なのに未来
『諦める』って言葉が大嫌い。 何度も自殺(未遂)して死にかけてもやっぱり死なないのは、 この身体からして諦めが悪いよーな。
時には必要な事でもある。 いつまでたってもその場所で立ち往生するくらいなら、 さっさと見切りをつけて他の道を選ぶ迅速さも重要だから。 進む為の『諦め』は必要。
つまり、同じ諦観でも立ち止まってしまう諦め方は嫌い。 長々と考え込むのも性に合わない。 つまりはせっかちなのだろうが。
とにかく、じっとしているのは堪えられない。 寝るなら寝る、休むなら休むで、次の行動の為の布石を打ってる。 何の目的も無くぼおっとしてるなんてのが許せない。 例えゆっくりでも布陣を敷き詰めていないと安心しない。 なんか、誰かに追われてるような感覚。
進み続けて居たい、だから立ち止まりたくない。 諦めてしまいたくない。 でも、一体僕は何から追われているんだろう?
何となく、『普通』とか『一般的』ってのから逃げてる気がした。 それらに埋没した瞬間、僕は代替の利くモノに成り果てる。 必要とされなくなる可能性が大幅に増える。 結局、他人の評価を気にしてるのかね。
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