罅割れた翡翠の映す影
目次|過去は過去|過去なのに未来
| 2001年12月20日(木) |
無くならないもの 缶太郎 |
ある友人の言葉。
全てのものにスペアが欲しい。 大切な存在が多過ぎるから。 無くしたくないから。だから遠ざけてしまう。 でも楽しい思い出は別。無くならないから。
彼女は知らない。 思い出が無くなる事もあるなんて。 だから、羨ましい。
黒がまだまともだった頃、そんな思い出はあったのかもね。 親しげに話し苅テけてくる黒の友人。 「楽しかったよね」 取り敢えず頷く。 でも。 ごめんね、君が友達だったかどころか、名前も出て来ない。 話し苅テけられなければ気付きさえしなかったよ。
記憶を無理矢理探って出て来ればまだ良い。 出て来ないのに、親しげに一緒に写ってる写真が在ったら? 問い詰められたら? 適当言ってごまかす事ばかりに慣れてくよ。
どんどん、思い出せ無くなってる。 大切な事、もう幾つ忘れちゃったんだろう? 大切だった人、まだ覚えていられるの?
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