J (ジェイ)  (恋愛物語)

     Jean-Jacques Azur   
   2003年07月08日(火)    「純一、お父さん、入院したのよ、、、」

J (2.結婚)

13. 父の入院 (5)


その夜はクリスマスがあと数日に迫った夜でした。

私はその夜も得意先との忘年会でした。
魚料理の店で酒を飲み、クラブへハシゴして、
帰る頃にはまた随分と酔っ払ってしまいタクシーで帰宅しました。

帰るなり友美さんは私に、私の実家のから何度か電話があったと言いました。

「でも用件を聞くとまた後でかけるといって、
 純一さん、何かあったのかしら、心配だわ、」
「ふうん、珍しいな、うちから電話なんて。ま、夜も遅い、明日にしよう、」


私はそう言ってシャワーを浴びようとした、その矢先。

電話が鳴りました。


、、、電話は私の母からでした。


電話の母の声はか細く遠く、
酒に酔った私の耳には聞きづらくって、、、

すがるような、泣き出しそうな、、、、そんな声でした。

「どうしたの?、お母さん、よく聞こえないけど、」


母は、、、

「純一、お父さん、入院したのよ、、、」

とだけ言って涙声になりました。



入院!

なんでまた!


、、、私の頭の中は混乱しました。



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