DIARY
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2001年10月17日(水) 犬。

弱い犬ほど良く吠える、とは言ったもので。
昔の人は素敵な言葉を伝えてくれる。
なんて的確に。

俺を指し示すものか。

素敵な劣等感と敗北感に苛まれるこの数十年(爆)
父親に対するそれは、絶大な羨望だったのかもしれない。
あの遺伝子を継いだはずの俺は、どうしてこうも。
意識せざるを得ない期待感。
それに答えられない挫折感。
ソレを多分。
乗り越えることなんてできない。
否。
しようとは、しないのだと思う。
解ってる。
解ってるよ。
やらなきゃ行けない事も、すべき事も。

責めているのは。
他の誰でもない、自分自身で。

慰めは、役にはたたなかった。
気にするな、大丈夫。
言われる度に否定するのは、自分で。
納得しないのも、それは既に無意識で。

今歌われる『敵』を思う。

結局。
打ち勝たなければならないのは、自分自身。
でもそれは最大にして最強の敵であり。
人は多かれ少なかれそれと戦っているのだろう。
誰もが言う事だ。
ただ。

打破できないこの事態。
逃げだけを覚えた、弱い弱い犬がそこにいるわけで。

誤魔化して、逃げて、その先に何もないことを知ってる。
足を止めず、前を見て、進んだ先に。
何があるのかということに、ただ。
僅かな希望ですら、見出せないだけ。

最終宣告は、自分でするものではない。
そう聞いたことがあったような。

でもさー。
一言言わせてよ。
自分の事なんて結局、わかるのは自分だけでしょ?
その自分が、決断を下してるんだ。
限界を感じた時が、限界?
限界だと思わない限り、前に進める?
それは少なくとも。
自分の中に『可能性』を見出せる人間だけに許されてることなんだ。
挫折、なんていうものは。
強いて言うならば。
恐らく今置かれている事態なんかよりずっと深く。
むしろ自分の存在事態が挫折なんだと、思う。
そう、思ってきた。
慢性的な劣等感は、多分年齢と同じだけ続いて。
ただそれが巧妙に隠されているだけで。
こうやってたまに顔を出しては、眠れない夜を連れてくる。

焦る。
焦る、焦る、焦る。

追われる。

そんな感覚。
息も出来ない。
ただ救えないのは。
息をしようと浮上する事をしない、負け犬。
自覚してツバをはく、自分。

嫌な事も適当にこなす、という事ができない。
ただ、嫌だ、といって拒否することもできない。
好きな事に没頭する、という事ができない。
没頭した先にある現実を、前向きに想像する事ができない。
一つの事に心を奪われる、という事ができない。
いつでも、どんなときでも。
彼の言葉を借りるなら、そう。
斜め後ろから見てる、妙に冷静な自分がいる。
ただ彼とは違うのは。

俺はそんな自分に、戦いを挑む事を。
決してしないのだろう。
そしてそんな自分は常に。
俺自身の存在を否定し続けるのだろう。

描いた未来を、言葉にする。
願望を言葉にする。
御立派な理論武装までして、そんな未来を語る俺が守るのは。
隠しているのは。


所詮どこまで行っても負け犬でしかない、自分。
負け犬であることにリベンジさえかけようとしない、自分。


違うよ。
ぶっちゃけた話。



解らないんだ。



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