ハロウィーン通信

[ ヤン・ファーブル展 ]  2001年05月23日(水)

M市猪熊弦一郎現代美術館で
開催している「ヤン・ファーブル展」(3月3日-5月27日)。
日本で開催された最大の回顧展とか。
現代美術の立体造形作品が、
一点ずつ部屋のように区切られたコマのなかに
配置されていて、会場全体を見渡すことはできない
仕掛けになっている。
その会期中、4月14日に行われたヤン・ファーブルと中沢新一の
トーク・ショウの再録と、作品の写真を掲載している。

ヤン・ファーブルは、「昆虫記」で有名な
アンリ・ファーブルの曾孫。
1958年生まれだから──今年43歳。
作品のイメージどおりの風貌である。
というか、私の想像していたとおり。
情報が少なくて、ほとんど何の予備知識もないままに
3月の小雨降る午後遅く、会場を訪れた。
あまり薄暗いし閑散としていたので、
ほんとうにやっているのか?
などと思いながら。

そこで見たものは、生涯忘れられないものだった。

いろいろ私の感じたことを書くよりも、
作品のタイトルだけを記そう。

「名もなきコンピュータの墓」(素材:十字架、木にボールペン)
「昇りゆく天使たちの壁」(玉虫・金網)
「戦場─聖なるスカラベの戦い─」

…そして美術館のカフェでは、「フランダースの戦士─絶望の戦士─」に
ちなんだ、うさぎのシフォンケーキが。

5月、友を連れ2度目の礼拝。(M)


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