どんどん過ぎていく。目の前の出来事が淡々と通っていく。楽しかったことを楽しいと云えないまま。何気ない出来事に、言葉をつける間もないままに。今日は明日へと。明日は今日へと過ぎていく。忙しいわけでもなく、余裕があるわけでもなく、ただ淡々と、そして矢のごとく日々が過ぎていく。言葉を発する間を与えられなかった昔とは違い、今は自分で自分の言葉を発する自由がある。なのに、日々に言葉を与えられず、ちょっと時間に対して申し訳ない気持ちがある。何も形を与えられずに過ぎていく日々。ほんのちょっとの努力で、心に言葉を、言葉に心を入れることができるのに。素直になれ、素直に。そうすれば、自ずと文章が書けるはず。
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