前日(18日)分の日記に書いたけれど、19日木曜、この日俺は人生初老人ホームと言う場所に行ってきた
文字通り、老人と呼ばれる年齢層の人々がそこには住んでいる 俺がそこへ行くことになったのは、親戚の伯母さんが入居しているから・・・ 本当のことを言うと・・・もっと早くそのホームへ行かなければいけなかった 行かなければならない、是非とも一度は・・・そう思っていた にもかかわらず、なかなか・・・足が向かなかった
俺を可愛がってくれた伯父さんが亡くなったのは8年前だった 伯父さんは心臓に病気を持っていて50代の頃に大きな手術をした その時医者に「これから先摂生すれば(手術した)心臓は20年は働いてくれる」と言われた そして、伯父さんは本当に人が変わった様に摂生に努めた 食事から何から何まで、その生活を支えたのは伯母さんだった そして、医者が言った20年目の夏・・・ 伯父さんはいつものように散歩に出た先で、何の前触れもなく、本当に突然天国へ旅立って行った
それからしばらくして、伯母さんは少し変わっていった 家族がその異変に気付いて医者へ連れてゆくと認知症の初期段階だった 5年ほど前、伯母さんは老人ホームへ入居した
木曜日・・・ 久しぶりに顔を見た伯母さんは俺のことを識別できなかった それでも「まあ、ようこそいらっしゃいまして」と笑顔で部屋に迎え入れてくれて、なんと言うか、緊張していた俺の気持ちをほぐしてくれた 俺は・・・伯母さんがもうすっかり壊れてしまったのではないかと思うと、それが怖かったんだ だから、どうしてもホームへ行く勇気がもてなかった
「ここは景色がいいんですのよ、ぜひ観てください」 そういって窓際へ案内してくれた・・・ 遠く山々が連なる景色と、もう散ってしまったけれどすぐ近くに桜並木 夏の花火大会のときには、窓から花火を眺められると嬉しそうに教えてくれた 会えて良かった、そう思った
にしても・・・有料老人ホームの設備のすごさには驚いた グランドピアノの横にカラオケセットってのもすごいけど、ウォーキングマシンとかリハビリセットも完備 ラウンジではコーヒーをいつでも飲めて、談笑する入居者たち 床屋(美容エリア)ではマッサージもしてくれるらしい 三食栄養管理ばっちりでおやつも出て最高(従姉談話)
んーー、いろんな意味で異世界を垣間見た日だった
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