hazuki's diary

2010年06月07日(月) 猫と俺

7日月曜日・・・昼ちょっと前
俺は、かりんちゃんの家へ向かった
おっさんに頼まれて、猫に餌をやらなければならなかったからだ

ここまで書くと
猫=かりんちゃん、だと思うだろ
まあ、かりんちゃんは猫なのだけれど、彼女は猫ではなくお嬢様だ
だから、かりんちゃんに餌をやりにとは言わない
かりんちゃんの食事を用意しなければと表現する・・・

となると、俺は何故かりんちゃんの家へ行ったのか
そこにもう一人猫がいるからに他ならない

名前は、ノラちゃん・・・
出身が野良だから、ノラちゃん
キジ猫の雄・・・

おっさんの家の周りをうろうろし始めたのは3ヶ月くらい前で
元々猫との共存を図ると言うか、猫と暮らすのが当然のおっさんは
野良猫をほうっておくという事は絶対に出来ないわけで
餌付けを始めてしばらくはうろうろするだけだったらしいが
今では、おっさんの家の軒先に寝床まである立派な半飼い猫になっている
そのノラちゃんの昼飯を俺は頼まれたと言うわけだ

おっさんから預かった猫缶は、懐石とか書いてある
まぐろとささみ、おかか入り・・・
この缶は元々食の細いかりんちゃんが食うものだ
安い猫缶はまずくて全然口にしないからいいのを買ってるらしい
缶を開けて皿に出したら・・・普通にうまそうだった
俺が食ってもいいかもしれない・・・そう思った

庭先に入り「おーいメシだぞー」と声をかけると
エアコンの室外機の後ろからノラちゃんがこっそり見ているのがわかった

「腹減ったか?」

俺を訝しげに見上げながら、それでも逃げずにこちらを伺う
食事の皿が置かれると駆け寄ってきて「ンヤー」と言った

「おっさん、病院だから今日はごちそうだぞ」
「ンヤー」
「うまいか?」
「ンヤンヤ」
「うまいだろうな」

しばらくの間、ノラちゃんが食うのを眺めていた
おっさんがノラちゃんのことを「よく喋る」といっていたけれど
確かに、猫にも無口なタイプとおしゃべりなタイプがあるんだなと思った

かりんちゃんは、自室で昼寝
声をかけても返事がない事が多い
でも、彼女の魅力は媚びないところなんだよなと思う

猫と俺の・・・
なんでもない話


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LM 葉月 珪 [MAIL] [HOMEPAGE]