俺・・・
その事件があったのは・・・午後7時05分
俺は、喉が渇いていた まるで電燈に吸い寄せられる蛾のように・・・
よろよろと・・・ 自動販売機の明りへ近づいてゆく・・・
財布から・・・120円
水を買おう
そう思ったんだ
100円玉と・・・10円玉二つ 現金投入口へ右手を近付けた・・・
そこから・・・スローモーション
滑り落ちた・・・銀色の硬貨
チャリーーーン
あっ
下を向く 100円玉の姿は・・・どこにも無かった
一応しゃがみこんで・・・少しだけ探してみた でも、もう暗いし・・・100円玉の影も見えなかった
ふぅ・・・
大きくため息
それでも・・・仕方ない もう一度財布から100円出して・・・水を買った
220円の水は・・・ 冷たくて・・・うまかった
俺って・・・なんか、間抜けだ
じゃ、また
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