hazuki's diary

2007年04月17日(火) バス

俺・・・

今日のはばたき市は、恐ろしく寒かった
それは多分に、俺が風邪引きで一日寝込んだあとだったからで
通常の人は「ちょっと寒い」くらいだったのだろう

そんな寒さの中、俺はバス停でバスを待っていた
ポツリポツリとやまない雨が、傘を叩く
吐き出す息が白くて・・・頬が冷たかった
だから、バスが到着して乗り込んだとき・・・
その暖かさに「ほっ」っとした

・・・・が

混みあったバスの中・・・
立ち位置を探して奥へ進む・・・
ぽっかりといい具合に空いている空間・・・滑り込むように進む俺

つり革につかまって、すぐに・・・何故そこが空いているのかを知った
座席には、体重150kgはあろうかという男
どこからどう見ても・・・怪しさの見本みたいな服装

スキンヘッドに・・・真っ黒のサングラス
胸元にシルバーのクロス
黒のドレスシャツは・・・怪しげな刺繍で彩られている

そうだな、日本的怪しい系統ではなくて・・・・
昔で言うギャング系が崩れた・・・みたいな雰囲気だ

ともかく、そいつが何故バスに乗っているのかはおいておいて
朝8時半のバスなのに・・・何故か酒臭いんだ
誰も近寄らないはずだろ

雨の中・・・バスは進む
誰一人口もきかずに・・・バス停のアナウンスだけが響く車内

時折・・・怪しい男が

ちっ

っと舌打ちをする・・・
その度に、びくつく乗客

終点に近づくと、暗雲とした空気がやがて緩み始める
みなどの乗客も、そそくさと出口へ向かう

新はばたき駅のバスターミナルについて、その男も座席から立ち上がった
180cmの俺が見上げるほどの大男、200cmはあっただろうか

そして・・・奴が言った

「んったく、バスの席、せめぇよな」

俺に同意を求めるから・・・思わず頷いてしまった
そして心の中で叫ぶ俺


バスが狭いんじゃない
おまえがでかいんだーーっ


じゃ、また


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 拍手をここにも置いてみた・・・思う存分使ってくれ



LM 葉月 珪 [MAIL] [HOMEPAGE]