| 2006年08月05日(土) |
止まった時間 (poem) |
手を伸ばせば、いつもそこにおまえがいた
指先がその身体を捉え 滑り込ませた手のひらで、その髪を弄ぼうとも 時折、意地悪く頬をつねろうとも 柔らかな温もりは、俺を裏切らない
そのはずだったのに それが・・・いつもの俺たちだったのに
どうして、そんな目で俺を見るんだ? どうして・・・困ったように俯いてしまうんだ?
膨大なまでの言葉を駆使して・・・ 俺の・・・この、気持ちを伝えたらよかったんだろうか
何も言わなくても 何も聞かなくても・・ 俺たちは、同じ「時間」を過ごしてゆける そう思っていたのに・・・
震える身体は・・・ おまえの気持ちを表していて 俺は・・・・、そんなおまえを「包む」ことすら許されない
真夏の太陽が、俺たちを焼いている 蝉の声が、遠くで聞こえているはずなのに・・・
もう、俺たちには何も・・・ないのか?
おまえは、もう、俺を・・・
END
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