俺・・・
今日は、昼くらいに猛烈な雨が降った 俺はちょうどその時昼飯を買いに、コンビニへ行こうと思った で、途中駅前広場でハト吉を眺めて和んでいるしたところだった
今の今まで晴れていた空が、瞬く間に暗くなって ポツポツって降り始めた
俺はコンビニで弁当を買って公園で食う予定を変更して ショッピングモールの中のコーヒースタンドへ行くことにした
歩き始めたら、ポツポツがザーザーに・・・ 慌てて建物に駆け込んだところで、更にバシバシへ変わって マジで、物凄かった・・・ バケツをひっくり返したって雨はあんな感じだろう
前振りが長かったけど・・・ここからが本題
コーヒースタンドで、ツナのサンドとコーヒーを頼んで 座る場所を探そうと、店の中をぐるっと見回したときだった
パチッ
俺と目が合ったのは・・・犬 俺はそのラブラドールに引き寄せられるように・・・隣の席へ向かった
その犬は、盲導犬・・・ 座っていたのは、飼い主の女性 その人は、連れの人と楽しげにおしゃべりをしていた
で、犬は・・・座った俺を上目遣いに見た
ん・・・、凄く可愛い さすがに、利口そうな顔立ちだ
俺は手を伸ばしてなでてやりたい衝動に駆られる でも、それはダメだ ハーネスをつけている間、こいつは「仕事中」
見つめあう・・・犬と俺 犬は本当にじーっと俺を見た
ここで気づく・・・・ 犬が見ていたのは、俺じゃなくてツナサンドだった
ああ・・・・悪いことをした 俺が隣に座らなければ・・・食い物を見なくて済んだのか
俺は、ツナサンドを食うのを止めた コーヒーだけならまだこいつもひもじく感じないだろうから
しばらくして・・・スコールみたいな雨がやんだ 犬を連れていた女性たちは、雨宿りを終えて・・・席を立つ 犬は・・・ちらっと俺を見て、すぐに仕事に戻っていった 後姿を見送りながら・・・俺はツナサンドを食った
あいつ、いい顔してたな
でも、考えてみれば ツナサンドの匂いだけでも酷だったような・・・
じゃ、また
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