| 2005年06月02日(木) |
ベッドの二人(SSS) |
「おいで・・・」
手招きした俺
真っ直ぐに・・・俺の隣に滑り込んできたおまえ
柔らかな身体が・・・俺に寄り添う
「ん?」
おまえは隣にいるだけでは・・・満足しないのか
大胆にも俺の上に乗った
じかに触れる・・・おまえの温もり
俺の「熱さ」も伝わってしまうんだろう
手を伸ばしたおまえは・・・俺の胸元を探る
「おい・・・やめろ・・くすぐったいだろ」
そういう俺の言葉なんて・・・聞きもしないで
おまえは顔を寄せる
「あ・・・」
おまえの伸びた「つめ」が俺の肌に食い込む・・・
確かな痛み・・けれど、それを止められない俺
俺の腹の上で・・・・思うがまま振る舞うおまえ
その身体を・・撫でながら・・・されるがままの俺
やがて・・・
わずかに増えたおまえの重み
ごろごろと・・・のどを鳴らし・・・眠りの世界へ向かっている
「おまえってやつは・・・」
そう言いながら・・・その温もりの重さが心地いい、俺
人間の「おまえ」が一緒にいたら・・・・
俺の上に乗るのは・・・どっちなんだろう
そんなことを考えながら・・・・俺もまた眠りにつく
窓の外では・・・雨音
「おまえ」の温もりが恋しい・・・そんな夜
END
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