「葉月〜、みてみて!」
そう言ってオバサンが差し出した物は カップ麺の「どん兵衛」だった
「ほらほら」 「どん兵衛?・・・へぇ」
「へぇって、あんた、どん兵衛だから「へぇ」なの? 相変わらずオヤジギャグー」 「違う・・・単に相槌うっただけだろ」
「まあ、そんなことはいいけど、これもらっちゃったんだ」 「ん?」
どん兵衛を? どこにでも売っているどん兵衛を貰ったってことは?
「見てみなさーい、ここにWって書いてあるでしょ」 「西日本版のだ・・・」
「正解!誕生日プレゼントで貰ったんだよ〜西日本から届きました!」
オバサンは・・・今日が誕生日 ちなみに幾つになったのかは・・・聞いてはいけないらしい
「それでね、この手紙に
『私の王子にもひとつ食べさせてあげてくださいね それから王子が挑戦したペヤングを送ってください♪』
って書いてあるよ」
「マジで?超大盛り・・・あいつ食えるのか?」 「うん『私なら超大盛り2個は食べます』って」
「・・・知らなかった、あいつそんなに食べるんだ」 「うん、葉月とデートのときは、食べたいの我慢してるんじゃないの?」
「・・・そうなのか、それじゃ、超大盛り1ケース送ればいいか」 「そうだね♪きっとモリモリ食べてくれるよ!」
「ん・・・・、モリモリ・・・・まあ、いい事だな、モリモリ」 「じゃ、ペヤングよろしくねー、おやすみー」
そうか、おまえはペヤング超大盛り2個いけるのか 今まで食べられない振りしてたなんて・・・ そんなこと気にしなくてよかったのに
今度超大盛り一緒に食おうな おまえが2個食べるなら俺も頑張って一個食うから
ん? ちょっと待てよ?
プレゼント貰ったのはオバサンなのに・・・ ペヤングを送るのは・・俺?
じゃ、おやすみ
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