hazuki's diary

2004年09月12日(日) 結末は誰も知らない「序章」 SSS



俺たちが付き合い始めたのは、高校の卒業式の日
そう、俺たちにとっては「思い出の教会」
はばたき学園では「伝説の教会」で
俺は・・・・愛を伝えた

それから半年が過ぎて・・・
頬にあたる夜風が秋の気配を感じさせる・・・9月

本当なら・・・この夏
俺はおまえとの「関係」を・・・・少しくらい進めたい
そう思っていた・・・
でも、そんな俺の思惑を他所に・・・
おまえはあくまでもマイペースで「鈍感」
まぁ・・・それもかなり慣れてきた・・


大学の夏休みも残すところあと3日
今日はおまえのリクエストでディズニーランドへ出かけた
丸一日過ごしたファンタジーの世界
長い行列に並んでいるときも・・・・
おまえと一緒ならこんなに楽しいんだ・・・なんて再確認した一日

閉園になった午後10時・・・・人の波にまぎれて帰路に着く
舞浜からはばたき駅までは・・・電車を乗り継いで1時間

世界一有名なネズミの絵が描いてある
大きなお土産袋を抱えたカップルばかりで満員に近い電車の中
俺たちは身体を寄せ合い・・・互いの温もりを感じていた


「珪くん、今日は本当に楽しかったね〜」
「ん・・・俺も」
「でも、珪くんったら・・・まさかあんな所で、もぉ」

おまえが頬を染めたのは・・・・
俺が悪戯したあのアトラクションの話し
二人きりで乗った小さなブースが暗がりを進む
お化けは大して怖くない・・・
だから、俺は暗闇でおまえの頬にキスをした

「そのくらい」のことで・・・照れるおまえが可愛い
ただ、「そのくらい」以上進まない俺たちの関係は、ちょっと辛い


電車は東京へ着いて・・・俺たちは乗り換え口へ急いだ
早く次の電車に乗らないと・・・
そう思った俺たちの前は・・・・・たくさんの人で溢れかえっていた


見上げた電光表示には
「はばたき線、線路の切り替え不良箇所があり運転見合わせ
 ただ今作業中ですが復旧見込みはまだありません」
と書いてある・・・・

周りのやつらも驚いて・・・口々に「マジかよ」と繰り返す
時刻は午後10時40分
終電までに復旧するかどうか・・・・
ここからタクシーで帰ったほうがいいのか
それとも、一時間半待つべきか・・・判断に迷う


「珪くん、電車動かないって、どうしよう」
「とりあえず、おまえ・・・
 家に電話しろ・・・心配するから」
「あ、そうか、うん、解かった」


人ごみを避けて・・・一旦駅の構内から外に出た
少し離れた場所で携帯で家に連絡を取るおまえを見ながら
俺はおまえを家に送る方法を考えていた

電話を切って・・・俺のほうへ戻ってきたおまえはこう言った






to be continues・・・


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