hazuki's diary

2004年04月08日(木) 月明かり(SSS)



「おい・・・見てみろよ
 海に月が映って・・・」

俺が手招きすると・・・おまえが嬉しそうに窓辺に駆け寄ってきて
二人で・・・夜の海を眺めた

二人で出かけた久しぶりの旅行
行き先はもちろん・・・俺の好きな海の見える場所

開け放った窓からは・・・ひんやりとした夜風が入り込む
ほんの少し肌寒い・・・そう思った俺は
後ろから・・・おまえの身体を抱きしめた


「お月様・・・まるくて本当に綺麗・・」

後ろから回した俺の腕を取って・・・
海と月を眺めているおまえの髪に・・俺は頬を寄せる
洗いたての髪からは・・・いつものおまえの香り


「シャンプー・・・いつもの持ってきたんだ」
「うん、好きだから、この香り」
「ん・・・俺も好きだよ」

俺も好きだよ・・・といったその後の台詞を飲み込んで
俺はいつものように・・・髪の中に手を滑り込ませた


「くすぐったいよぉ」

照れたようにモジモジしだしたおまえが可愛くて・・・
俺は・・・髪をかきあげて・・・そっと耳たぶに唇を寄せた


「あっ・・・」

おまえの吐息が・・・俺に簡単にスイッチを入れる
ほんの少し硬くなった身体を抱きしめて・・・
俺の唇は・・・無防備な白い首筋に移動する


「もう・・・・あわてんぼう」
「ん・・・もう我慢できない」

俺は、小さくうなずいたおまえの身体をベッドに運んで
そして・・・耳元でささやいた


「・・・・愛してる」




END


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 拍手をここにも置いてみた・・・思う存分使ってくれ



LM 葉月 珪 [MAIL] [HOMEPAGE]