二人で過ごせる・・・久しぶりの休日に 俺は・・・『海へ行かないか』そうおまえを誘った
「うわぁ・・・寒いっ」 「ん・・・寒いな・・」
俺たちは首をすくめて足早に波打ち際へ歩く 季節はずれの浜辺は、俺たちだけの貸切・・・ 寄せては返す・・波の音が聞こえてくるだけ
「ねえ、どうして急に海にきたくなったの?」 「ん・・?どうしてって・・・ 理由なんて無い・・・好きだから」 「本当に・・・海が好きなんだだね」
俺は何も答えずに・・・おまえの手をとって引き寄せた 手のひらに伝わる温もりが心地よくて 俺はおまえの手を・・・ただずっと握っていた
足元の砂が・・・俺の靴を真っ白にして 風は・・・おまえの髪を乱す
陽の光が海面を眩いばかりにキラキラと輝かせ 潮の香りが・・・俺たちを包んでゆく
俺は・・・おまえと二人だけでいられることが・・嬉しい ただ、こうしていられることが・・こんなにも嬉しい
だから・・・ 本当は・・・出かける場所なんて・・どこでも良かった でも、それは・・・内緒にしておく
『海が好きなんじゃなくて・・・おまえが好きだから』
なんて・・・言葉は 言う必要も・・・ないだろ? きっと・・・言わなくてもおまえは解かっているはずだから
なあ・・・また誘ったら一緒にきてくれるだろ? 俺の好きな・・・「海へ」
END
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