hazuki's diary

2004年02月09日(月) 海へ(SSS)

二人で過ごせる・・・久しぶりの休日に
俺は・・・『海へ行かないか』そうおまえを誘った


「うわぁ・・・寒いっ」
「ん・・・寒いな・・」


俺たちは首をすくめて足早に波打ち際へ歩く
季節はずれの浜辺は、俺たちだけの貸切・・・
寄せては返す・・波の音が聞こえてくるだけ


「ねえ、どうして急に海にきたくなったの?」
「ん・・?どうしてって・・・
 理由なんて無い・・・好きだから」
「本当に・・・海が好きなんだだね」


俺は何も答えずに・・・おまえの手をとって引き寄せた
手のひらに伝わる温もりが心地よくて
俺はおまえの手を・・・ただずっと握っていた


足元の砂が・・・俺の靴を真っ白にして
風は・・・おまえの髪を乱す

陽の光が海面を眩いばかりにキラキラと輝かせ
潮の香りが・・・俺たちを包んでゆく


俺は・・・おまえと二人だけでいられることが・・嬉しい
ただ、こうしていられることが・・こんなにも嬉しい

だから・・・
本当は・・・出かける場所なんて・・どこでも良かった
でも、それは・・・内緒にしておく

『海が好きなんじゃなくて・・・おまえが好きだから』

なんて・・・言葉は
言う必要も・・・ないだろ?
きっと・・・言わなくてもおまえは解かっているはずだから

なあ・・・また誘ったら一緒にきてくれるだろ?
俺の好きな・・・「海へ」


END


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 拍手をここにも置いてみた・・・思う存分使ってくれ



LM 葉月 珪 [MAIL] [HOMEPAGE]