| 2003年09月24日(水) |
携帯電話の着信メロディー(連載内容のSSS) |
久しぶりの休日を・・・一緒に過ごしていた午後の事 俺の家のリビングで・・・昼食後のモカを飲みはじめたときに 携帯電話の着信メロディーが鳴り響いた
「あ、響子ちゃんだ、珪ちょっと待ってて」
おまえはそう言って電話に出て・・・20分ほど橘と話し込んだ 俺は・・・別にやることも無いから・・・のんびりとおまえの顔を眺めていた
「うんうん、了解!それじゃ明後日の夜、楽しみにしてるね〜」
そう言って電話を切ったおまえは・・・俺のほうを振り返った
「お待たせ、ごめんね、詰まんなかったかな?」 「・・・いや、別に・・・橘だろ?明後日の夜、また飲むのか?」 「うん♪響子ちゃん、先々週から鈴鹿くんの所に出かけてたでしょ」 「ん・・・・」 「お土産あるから会おうって」 「ふ〜ん、またチョコレートだろ、橘の定番」 「あはは、響子ちゃんチョコレート好きだからね〜」 「5月に出かけたときのお土産のチョコレート・・・俺も貰ったけど まだ冷蔵庫の中にあるぞ・・・」
橘がくれたアメリカのチョコレートは、箱を開けて3個食べた状態で 俺の家の冷蔵庫の奥に押し込まれてしまった
「ま、チョコレートかどうかは別として、多分お土産はのろけ話」 「のろけ?鈴鹿のか?」 「うん、もうメロメロのおのろけに決まってるもん」 「・・・人ののろけ聞いても仕方ないだろ?」 「え・・・だって」 「ん・・・?何?」 「私も・・・、のろけるからおあいこ!」
そう言って・・・おまえが頬を染めて 俺は・・・無性に愛しくなって・・・その頬にそっとキスをした おまえは更に・・・照れくさそうに微笑んだ
「そういえば・・・、携帯の着メロ・・・」 「え?響子ちゃんからの電話は、ドラえもんの曲」 「俺からのは・・・・まだベル音?」 「うん、たまには変えてみる?」 「ああ・・・」 「それじゃ、珪からの電話は・・・何がいい?」
俺はここで・・・三日間温めていた・・・この言葉を口にした
「・・・にじます」 「え?お魚食べたいの?」 「じゃ・・・なくて、携帯の着メロ・・・「にじます」の・・・曲」 「にじますのテーマ曲?そんなのあるの?」
おまえは・・・俺のいいたい事に全然気づかなくて 俺は・・・仕方ないから・・・正解を話した
「浜崎・・・」 「あゆか〜、了解!あゆ、あゆもいいよね・・・って珪!?」 「ん・・・?」 「にじます・・・って、もしかして?」 「・・・ん、同じ川魚だろ」 「あゆとにじますを・・・かけてた?」 「ん・・・」
俺がそう言って笑うと、おまえは俺の顔を見て
「ぷっ!あゆとにじますね! あ〜〜ははははは!あは!ははははは!あ〜はは!あはあは!!」
両手を叩きながら、涙を流して大笑いした おい・・・そんなに大うけすると思わなかったけど ま・・・いいか
それ以来・・・おまえの携帯からは・・・にじますの曲 そんな午後のひと時
END
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