| 2003年06月04日(水) |
「口付け」ショートショートストーリー(SSS) |
俺は・・・おまえの髪のなかに、指を滑り込ませると そっとその顔を引き寄せた
「え・・・?」
おまえは、びっくりしたようにこっちを見ているけど・・ 俺がこれからすることは、解かっている・・
「おまえは・・・こういう時・・目を開けたままのほうが・・好きなのか?」
俺が意地悪くそう聞くと・・おまえは
「珪くんの顔・・・綺麗で・・・見ていたいんだもん・・」 「・・・後でゆっくりみろ」
俺はそういって・・おまえの瞳が瞼に隠れるのを待った 潤んだ瞳が・・柔らかな色合いに化粧された瞼に隠れると 少し上を向いたおまえは・・俺の口付けを受ける
重なった唇が熱を帯び・・・俺たちは、深く深く口付けた 会えない時間が・・・俺たちの気持ちをさらに引き合わせ こうして・・・、身体を寄せ合っている今・・ 心の底から・・・込み上げる想い・・・
俺は・・・おまえを愛している 今までも・・これからも・・ずっと
熱い抱擁が解かれると・・・おまえは俺のほうを見て 俺の欲しい言葉をくれた
「好きよ・・・」
END
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