ありがとう - 2002年01月28日(月) 毎日、生きていて、ふと、我に返り、涙が、止まらないことがある。 ご飯をよそおうとして、お釜の蓋に手を差し出した瞬間、 幸せを感じる。 彼の事を考えながら、晩御飯の仕度をしたり、 ママのこと、おばぁちゃんのこと、おとうさんのこと、 おもちゃんのこと、ユニコのこと、 おじぃちゃんのこと、貫先のこと、 色んな色んな優しい気持ちを思い出すと、 涙が止まらない。 今、ここに居る綾の、26年間のこと、 ひとつひとつ、 思い出す事はできないけれど、 全ての事が重なり合って、今、ここに居る綾なんだね。 それはすばらしい事でも、ちっぽけな事でも、何でもなくて、 ただ、『在る』って、それだけのこと。 歴史の流れのほんの一粒。そんな私だけれど、 毎日色んな気持ちがあって、 毎日泣いている。 悲しい事にもうれしい事にも 毎日毎日、感動している。 16さいだった私は、日記の中にこう書きました。 『憎しみは永続しない。永遠なのは愛だけだ。』 あの頃の私は、こう言い切るには幼過ぎた。 何もかも知っていた気もするし、何も知らなかった気もする。 もう思い出せない。 ただ、ただ、本当にまっすぐな子供だった。 曲がったものも、まっすぐに治せるんだと信じてた。 美しいものだけを信じてた。 そんな幼い16さいだった。 でも、逆に、幼いが故に、言い切れたのかもしれないよね。 何げなくつけているテレビが、私は一番怖い。 人を、犬を、猫を、生き物を、傷つけて、平気な顔している人がいて、 人間である私は、一体どんな顔をして、 息を吸って、吐いて、吸って、吐いて、 歩くこともままならない瞬間がある。 何もかもわからなくなる瞬間がある。 正しい事なんか何も無い。 間違った事すら何も無い。 私の価値観は、私の感じることが全て。 人に判断されるべきものではないから、 何もわからないはずだし、尊いものなんだ。 人が人を愛する事は、私は大好きで、大切で、イトオシイ。 感情が、言葉が、感動が、時間が、全てが溢れて、 生まれてきた事に、 心から、感謝する。 いつか死ぬ生き物なのに、 明日が来る事も恐れずに、 なみだを流しながら、生きていく。 みんな、本当に、大好き。 どうもありがとう。 -
|
|