Christmas Seed
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2005年12月22日(木) 雪のなかの街灯。

先日、忘年会の席で、ほとんど初めて
お話しした少し年上の女性に、
ガス灯の話をしました。

すると思いがけなく、
「ガス灯といえばナルニアですよね」という言葉が
彼女から出て、
「そうそう。雪が積もった森の空き地に、
一本の街灯がぽつんと立っていて…」と
本題からそれて、ナルニアの
話になりました。

『ライオンと魔女』で
最初に私たちが知ったナルニアの景色。



白い魔女によって冬に閉ざされていた当時、
ナルニア国では、冬とはいえ、サンタもクリスマスも
ありえなかったのです。

フォーンのタムナスさんと人間の女の子ルーシィが
出会った、森のなかの街灯がともる場所は、
どうも私の回路では
「クリスマスツリーのある広場」につながって
いるようです。



明治のはじめ、日本に入ってきた輸入ガス灯は
ロンドン製だったそうですから、
ナルニアにかつてあったものと、
ひょっとしたら同じタイプだったのかも
しれません。

映画の公開までもうしばらく。
春とともにナルニアがやってきます。
(マーズ)



『ライオンと魔女』(ナルニア国ものがたり1)著者:C・S・ルイス / 絵:ポーリン・ベインズ / 訳:瀬田貞二 / 出版社:岩波書店1966


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